FOOD PRESS

未来を見据えて伝えたい
「食」にまつわるそれぞれの物語

北大路魯山人を
虜にした食感を身近に。
一粒一粒の音を愉しむ
“数の子”

北海道・留萌「井原水産」 資源が豊かなカナダ・アメリカ産の良質な原卵、抱卵ニシンを輸入し、すぐれた技術で塩数の子に加工。関西を中心に、ヤマニブランドとして信頼されています。

数の子のプロ、
井原水産社長、おしえて!
数の子の魅力。

数の子は、冷たい海が育んだ
まさに黄金色の宝ものです。
 “子孫繁栄”を象徴する数の子は、“まめに働けるように”と願いを込める黒豆や、“長寿”を意味するえびとともに、おせち料理に欠かせない縁起が良いとされる食材です。透明感のある美しい黄色も相まって、重箱に詰めると見た目もぱっと華やぐ演出上手でもあります。
 稀代の美食家として知られる北大路魯山人は、『魯山人味道』の第一節で「数の子は音を食うもの。数の子を歯の上にのせてパチパチプツプツと噛む、あの音の響きが良い」と語っています。あらゆる美味を食べ尽くした魯山人が絶賛するほど、卵がはじける、独特の歯触りは格別です。音といえば、最近SNSでも咀嚼音が話題を呼んでいます。「パリパリ」「シャキシャキ」「コリコリ」といったものを食べる時に発する音は、数の子を食べる時に似た音です。この音がたまらなく、食欲を刺激します。
 私たち「井原水産」は、数の子の親であるニシンの産地として栄えた北海道・留萌に拠点を置く水産メーカーです。昭和29年の創業以来、北海道はもとより、アメリカ、カナダ、ロシアなどへ足を運び、品質のよい数の子を探し続けています。
 数の子は、おせち料理に欠かせない縁起のよい食材というイメージから、年に一度しか食べないという人も少なくありませんが、塩抜きして薄皮を取れば、すぐに食べられる「手軽でおいしい食材」です。普段の食事の一品やお弁当のおかずに、もっともっと食べて欲しいです。

11月22日(金)初競りから販売スタート
「井原水産」
塩数の子(大サイズ、500g)5,292円
●地下2階 「いそ路」

11月22日(金)初競りから販売スタート
「井原水産」
味付数の子(中サイズ、150g×2)3,240円
●地下2階 「いそ路」 お好きな量だけ買える計り売りは、「魚の北辰」「かね清(鮭)」でお買い求めいただけます。

地下2階 「グッドミールラボ」 
管理栄養士 浜垣有美子

栄養のプロ、
管理栄養士さん、おしえて!
数の子の栄養価って。

01 プリン体を多く含んでいると
思われがちですが、
さんまや鯖に比べて含有量は
少ないです。

02 DHA・EPAは不足しやすい栄養素
ですが、数の子は、DHA・EPAを
多く含みます。
普段の料理の味付けに調味料の
代わりとして数の子の塩気を
利用するのもいいと思います。

料理研究家 杉本節子のレシピで
おせちだけじゃ、もったいない。
洋風アレンジで、カンタンに、
おいしく数の子を楽しむメニュー

数の子のクリームチーズディップ

数の子の食感と魚卵の風味は、クリームチーズと相性抜群。洋風に仕上げたディップをガーリックラスクにのせ、カナッペに。白ワイン、シャンパーニュによく合い、おもてなしやパーティーにもおすすめです。トーストにのせて朝食にも。

[2人分]
●塩数の子2本(40g)※塩抜き済み  ●クリームチーズ40g   
●ヨーグルト(プレーン)小さじ1  ●レモン汁小さじ1/2  
●黒胡椒(粗びき)適宜  ●玉ねぎみじん切り小さじ1  ●ディル1本
●ガーリックラスク適宜

1.塩数の子は、腹の切り込み2腹分にそって小さく切り分ける。
2.クリームチーズは常温に戻してなめらかに混ぜ、ヨーグルト、レモン汁、黒胡椒、玉ねぎ、ディルのみじん切りを加える。
★お好みの量をガーリックラスクにのせ、カナッペで食べるのがおすすめです。

数の子のフライ

食感も生とは違うホクホクとした仕上がりに。これが数の子?という見た目とおいしさのサプライズに歓声があがること間違いなし。

[2人分]
●塩数の子4本(160g)※塩抜き済み  
●フライ用衣(卵液・小麦粉・パン粉 各適宜)  
●揚げ油適宜  ●パセリ適宜  ●ウスターソース適宜


1.塩数の子はキッチンペーパーで水気を取り、フライの衣をつける。
※大きい場合、1本を斜め半分に切る。
2.170度に熱した揚げ油でさっときつね色に揚げる。※塩数の子は生で食べる食材ですのでフライの衣がきつね色に揚がればOK。粒の破裂が心配な場合は、深さ1㎝程度の油で揚げ焼き(パン粉焼き)にする。
3.皿に盛り、パセリ、ウスターソースを添える。
★熱々で食べるのがおすすめです。

数の子料理の決め手。
塩抜きの方法をおしえて! 1.水1リットルに対して、小さじ1杯の食塩を溶かし、塩数の子(150~200g)を浸します。(約6~8時間)
2.塩数の子の薄い膜をきれいに取り除き、再度①と同じ要領で塩水を取り替えます。(約6~8時間)
3.程よく塩が抜けていれば出来上がりです。

杉本節子 Profile : 公益財団法人奈良屋記念杉本家保存会常務理事兼事務局長、 料理研究家。和食文化に詳しく、祇園祭の晴れの行事食をはじめ、同家と京都に伝わる伝統食を継承。京都府認定の『きょうと食いく先生』として食育活動にも努めている。フランス風惣菜も得意とするなど、ジャンルは広く、テレビ、新聞、雑誌などでも活躍中。

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