福王寺法林・一彦 展

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イベント「福王寺一彦によるギャラリートーク」

日本画壇を代表するふたりの代表作を一堂に。

日本美術院の重鎮として、また日本画壇のリーダーとして2012年に亡くなるまで常に新たな日本画の創造に挑み、長きに亘り活躍した福王寺法林。 幼少の頃に左目を失明し、戦争では生死を彷徨うなど、多くの困難に遭遇しながらも不屈の精神で乗り越え数多くの名品を残しました。中でもヒマラヤシリーズはそのスケールの大きさと壮麗さで多くの人を魅了し続けています。 福王寺一彦は父である法林の活動を陰で支えながら、自らも2001年に日本画部門史上最年少の46歳で日本芸術院賞を受賞するなど、常に日本画壇で注目を浴びてきました。自然から学ぶ事を基本にし、繊細な筆致と塗り重ねられる濃密な画面からは一彦ならではの神秘的かつ抒情的な深い味わいを感じます。 今展は、ふたりの初期から近作までの作品を一堂に展示し、師弟としてまた親子として、共に歩んで来た道のりをご覧いただきます。

福王寺法林

「落葉」

朴ノ木や欅、小楢など落葉樹をアトリエにたくさん撒いて並べて描いていたことをよく覚えています。落葉シリーズだけで個展を開いたこともあり法林初期の代表作です。(福王寺一彦談)

「ヒマラヤ 夜」

左目が見えない法林に同行し、1974年から毎年のようにネパール・ヒマラヤを訪れ東はエベレスト、カンチェンジュンガ、クーンプなど8000ⅿ級の山々が並ぶところに何度もヘリコプターを飛ばし取材に出かけました。「大観先生は富士を描いてこられた、自分はヒマラヤを」とそれまで日本画としてのモチーフになり得なかったヒマラヤを追求し造り上げてきました。(福王寺一彦談)

「寒月富士」

代表的な法林のモチーフです。力強い筆致に強靭で豪快な作家としての法林の気質を垣間見ることが出来ます。(福王寺一彦談)

「朝富士」

福王寺法林 略歴

福王寺一彦

「稼穡望郷 陽昇る」

樹木の向こうに昇る朝陽を見つめ、自らの故郷に思いを馳せる女性。インド、ネパールを訪れた際に出会ったカダムの木から構想を得ました。

「月の鏡」

ネパールには小さな川がたくさんあり、よく取材に出かけます。川面に月が映りこんでいて、その美しい形が崩れないよう静かに石伝いにわたってゆく女性…川の中に入りながら、描きたかったイメージを膨らませ表現しました。

「星降る海に(二)」

川の水が海に流れ込み出会う、波のしぶきなのか星なのか。水と空が混じりあう幻想的な瞬間を描きました。

「三日月」

福王寺一彦 略歴

イベント「福王寺一彦によるギャラリートーク」

2月17日(土)、18日(日)、24日(土)、25日(日)各日午後2時~(約30分)※予約不要

ⒸHorin Fukuoji, JASPAR, Tokyo, Japan, 2018ⒸKazuhiko Fukuoji, JASPAR, Tokyo, Japan, 2018