1月6日(水)〜11日(月)9階阪急うめだギャラリー・アートステージ 展示販売・入場無料 ※催し最終日は午後6時閉場

漆の未来を切り拓く
作り手の想いをのせて
縄文時代から使われていた漆。
明治の開国以降も重要な輸出品で、漆は日本を代表する豪華絢爛な漆芸として発展しました。
一方国内では、漆器は高額でハレの時に使うものとなり、
普段は安価な合成素材のものに代わり、漆器は減少。
「漆に未来はあるのか?」
作家たちは、大きな危機感を抱きました。
そんな想いから、普段使いの漆器をご紹介し、今回で4回目。
回を重ねる毎に、漆器の作り手も使い手も若い世代へと引き継がれ、漆ファンの拡がりを実感しています。

今回は、44組の作り手の作品を通して、伝統の技と新しい挑戦で未来を切り拓く漆の世界をご覧ください。

漆のある
暮らし

漆の可能性

漆を知る

アートステージ椀特集

コトコトライブ 漆を見て、触れて、体験。

漆のある暮らし

紅葉の漆絵に、深みが増す溜塗を施した
テーブルの天板は、そのまま壁に掛けるとお部屋のインテリアにも。
ソーサー使いの漆器は、乳白銀の苔をイメージして。
永守紋子 作
天板「 透明な空気」 110,000円 乳白銀の苔 皿 各12,100円
※カップは参考商品

熱が伝わりにくく、冷たいものは冷たいまま長く保つことができる
漆器はワイングラスにも最適。
まるでガラスのような光沢は、塗師の熟練の技。
冨樫孝男 作  会津玉虫塗り面取ワイングラス 各57,200円
桐本泰一 作
あすなろの楕円桶・小 49,500円
千すじ漆箱・大・本体 44,000円 蓋 18,700円
漆布みせワークテーブル(脚付き)495,000円

お盆の上だけで点前を進める盆点前で、お抹茶を手軽に。
塗師が下地から仕上げまで一貫して作る棗やお盆は
モダンな空間にもフィット。
岩渕祐二 作 
溜一閑中棗 110,000円 ケヤキ盆 55,000円
※茶碗、茶杓、茶筅は参考商品

モダンなデザイン、コンパクトなサイズの
新しい仏壇として今人気の厨子。
ぬくもりのある漆地に、扉に施した繊細な螺鈿で表情豊かに。
北原進 作
黒内朱螺鈿角厨子 198,000円 黒厨子台 93,500円
三脚ローソク立て 各29,700円 香炉 37,400円
※中の木像は参考品

漆の可能性 その勢いはスポーツシーンにも
ますます高まる、漆の可能性

撮影:Ryan Jones サーファー Gus O’malley(オーストラリア) 京都で漆を精製する「堤淺吉漆店」4代目の堤卓也が、
漆の魅力をもっと伝えたいという思いを胸に。
自身の趣味であるサーフボードをはじめ、
スケートボードや自転車に漆塗。
漆とスポーツという異なるカルチャーを掛け合わせることで、新しい漆の可能性を模索中。その他、スケ-トボードや自転車も展示。

漆を知る ― 漆の工程 ―漆の木から漆器になるまで。様々な職人たちの技を
積み重ねて丁寧に仕上げる
長い道のりをご紹介。

漆搔き職人の仕事
約₁₅年育てた漆の木から樹液を採取。

漆屋の仕事
樹液を塗料に精製。樹液をろ過してゴミを除去(生漆)
扌加熱して水分を調整(クロメ)

木地師の仕事
漆器の土台となる木地づくり。
椀・丸盆はろくろの木地師、曲げものは曲げもの師、
刳りものは刳りもの師、四角い重箱などは指物師など、
専門の木地師が手掛ける。

塗師の仕事
木地に漆を塗る。
堅牢度を高める下地づくり
扌下塗り扌中塗り扌上塗り
(塗りの方法・回数などは産地により異なる)
塗っては研ぐ作業を数回繰り返し、丈夫で美しい漆器に。

蒔絵師の仕事
さらに加飾を施す。
[蒔絵]
漆器の表面にさらに漆で絵や模様を描き、
金・銀粉を蒔き定着させる。
[螺鈿]
夜光貝、白蝶貝、黒蝶貝などの真珠層の部分を
切り出し、接着剤として漆塗、貼り付ける。
[沈金]
漆器の表面に模様を彫り、その溝に漆塗。
金箔や金粉を入れ込み接着させる。

コトコトライブ 漆を見て、触れて、体験。

レッスン
						日々花主宰:雨宮ゆかによる「漆の器に花を生けるレッスン」
■11月6日(水)午後2時~(約60分) 会場にある漆の器に、
季節の花を飾ります。
トーク
塗師:赤木明登×「工藝風向」店主:高木崇雄トークショー
「民藝・工藝・生活工芸、暮らしと工藝について」
■11月6日(水)午後6時~(約60分)
「漆を科学する会」:大藪泰×
NPO法人丹波漆理事・漆搔き職人:山内耕祐×
漆屋「堤淺吉漆店」堤卓也トークショー
「素材としての漆の魅力、可能性」
■11月7日(木)午前11時~(約45分)

レッスン
						料理研究家:広里貴子による「重箱活用レッスン~おせちから普段使いまで~」
■11月9日(土)午後2時~(約60分)お正月だけ、はもったいない。
重箱を食器として毎日活用する
ヒントをご紹介。
レッスン & 試飲
京都・北山「サーカスコーヒー」焙煎士:渡邉良則による
「漆の器で楽しむ
~サーカスコーヒー流、美味しい珈琲の淹れ方~」
■11月8日(金)午後2時~(約60分)
※会期中、自家焙煎コーヒー豆を連日販売。
6日(水)午後1時~6時、8日(金)午後3時~6時は試飲販売も。
トーク
木地師によるミニシンポジウム「木地師の仕事・木地の話」
■11月7日(木)午後6時~(約45分)塗師によるミニシンポジウム「塗師の仕事・塗りの話」
■11月₈日(金)午後6時~(約45分)
蒔絵師によるミニシンポジウム「蒔絵師の仕事・加飾の話」
■11月₉日(土)午後6時~(約45分)

出展作家一覧

■会津
						「関美工堂」関昌邦
						石原木工所 石原晋 石原裕太 吉田徹 冨樫孝男 菊地遥香 八木由紀子 佐藤淳 相田雄壱郎

■埼玉
						加藤那美子(撮影:鈴木心)

■茨城
						小林慎二

■東京
						堀道広

■神奈川
						伏見眞樹	佐藤智洋	岩田俊彦

■輪島
					赤木明登 桐本泰一 吉田宏之 福田敏雄 土田和茂 田中俊也 福崎雄真
					「箱瀬工房」 嶽義人 山崎友典 齋藤弘茂 井坂友美 箱瀬匠子 箱瀬詩野

■金沢
						杉田明彦

■長野
						八代淳子 北原進

■愛知
						中野知昭 山本隆博 佐川泰正

■越前
						中野知昭 山本隆博 佐川泰正

■京都
					新宮州三	村山亜矢子 岩渕祐二
					「西村圭功漆工房」 天雲tenun 川地遥

■奈良
						小西寧子 阪本修

■兵庫
						永守紋子 野村俊彰

■岡山
						仁城義勝 仁城逸景

■香川
						「さぬきうるし森羅」 松本光太 土田百合香 大園真弓

■山口
						舛岡真伊

■沖縄
						「木漆工とけし」 渡慶次弘幸 渡慶次愛
						「角萬漆器」 嘉手納豪・ゆかり
						「NUIMUN」 嘉手納ゆかり 以上44組

9階 アートステージは、椀特集 丼から飯椀、汁椀、こども椀まで多彩に。
						〈写真左から〉
福田敏雄 作 飯椀拭き漆 9,900円 汁椀4.1寸曙 12,100円  
中野知昭 作 帆々椀(朱・溜内黒)各9,900円
小林慎二 作 うどん鉢 赤 19,800円 飯椀大 黒 13,200円

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