今回は梅田・茶屋町ヤンマービルで都市養蜂を行う「梅田ミツバチプロジェクト」に伺いました。記念すべき第一回目の座談会。さて、どんなお話が聞けるのでしょうか…。

【CAST】左から)
「阪急うめだ本店」Hankyu PLATFARM MARKETプロデューサー:友金 宏之
「梅田ミツバチプロジェクト」代表/理事長:小丸和弘さん
「梅田ミツバチプロジェクト」プランナー:西谷知恵さん

苦労の連続?!
大阪初の養蜂を実現するために。

友金:
本日は、「梅田ミツバチプロジェクト」代表 小丸和弘さんと、プランナーの西谷知恵さんにお越しいただきました。どうぞよろしくお願いします。
小·西:
よろしくお願いします。
友金:
まずは、おふたりが携わっている「梅田ミツバチプロジェクト」について教えていただけますか。
西谷:
私たちは梅田・茶屋町や服部緑地での都市養蜂をはじめ、学習会や出張セミナー、ワークショップ、蜂蜜の販売を通し、ミツバチと養蜂の大切さを人々に伝える活動をしています。
小丸:
プロジェクトメンバーは、全員ボランティアなんですよ。
友金:
そうなんですね!普段はどんなお仕事をされているんですか?
小丸:
僕は空間デザインを、西谷さんは飲食関係のプランニングにまつわるお仕事をされています。他にも、カメラマンや蜂蜜マイスターの資格を持つシニアの方々にも協力していただいています。
友金:
さまざまな業種の方が参加されているんですね。大阪初の都市養蜂ということですが、この梅田の地を選ばれたのはなぜですか。

小丸:
やはり、大阪の中心地であること。また、ここは昔“菜種の一大産地”と呼ばれるほど、広大な菜の花畑があったそうで、「その歴史も面白いな」と感じ、決定しました。
西谷:
大阪は全都道府県の中で唯一、厳しい養蜂条例があるんです。飼育場所や内検の頻度など、許可を得るのに苦労しました。
友金:
大阪がそのような場所だとは、初めて知りました!ちなみに、“内検”って、何ですか?
小丸:
巣箱のチェックです。例えば、女王バチは自身が老いたり弱ったりしてくると、次の女王バチに巣をゆだね、側近の蜂を連れて巣別れ(分蜂)します。その時、梅田の街でうっかり巣を作ってしまうと、人々がパニックになりかねませんよね。そうならないために、私たちは最低週に一度、女王バチの様子や産卵状況をチェックし、分蜂しそうな場合は隔離し、新たな巣を用意します。他にも巣ごとの蜂の数や健康状態も調べますよ。
友金:
女王バチを探すだけで、気が遠くなりそうな作業ですね…。

おいしい蜂蜜づくりの秘訣は、
ミツバチの幸せを考えること。

友金:
他にも、養蜂をする上で気を付けていることはありますか。

内検の様子

西谷:
基本的に、飼育環境はミツバチ本来の生態に合わせています。例えば、冬。一部の都市養蜂ではミツバチのコロニー(集団)をリセットするのですが、うちでは冬越しをさせます。その間、餌がとれなくなっても大丈夫なよう、ハイシーズンに採れた蜂蜜を保存し、冬の間ミツバチたちに分け与えたり、巣内の蜂の数が減らないよう調整したり、サポートは欠かせません。また、普段の採蜜や内検も午前中に済ませ、ミツバチが活動的になるお昼には、蜂たちが蜜集めに専念できるようにしています。
小丸:
ちょうど採れたばかりの蜂蜜があるので、ぜひなめてみてください。
友金:
これは貴重ですね!いただきます!…最初に甘みがガツンと来て、後口はさっぱりしていますね。雑味が全然ない!
小丸:
梅田の蜂蜜は様々な草花の蜜が混ざり合ってできるので、繊細で味わい深く、上品な甘さに仕上がるんです。
西谷:
さらに、非加熱・無添加で純国産。蜂蜜のクオリティーに厳しいヨーロッパの基準もクリアしています。
友金:
この蜂蜜を通じて、お客様にミツバチや都市養蜂の魅力を、もっと知ってほしいですね。最後に、これからのおふたりの展望を教えてください。

採れたての蜂蜜に舌鼓

小丸:
私たち「梅田ミツバチプロジェクト」では、こどもたちを中心に、ミツバチ学習会やワークショップを行っています。Hankyu PLATFARM MARKETでも開催しますので、ミツバチや都市養蜂、環境問題への関心など、新たな“気づき”を得てもらえるとうれしいです。
西谷:
私は普段、“食”に関わる仕事をしており、食べ物の製法や安全性に興味を持つようになりました。今ではこうして作り手として、生産者の顔が見える蜂蜜作りに貢献できていることが誇りです。Hankyu PLATFARM MARKETを通じて、皆様には味も安全性も申し分ない“梅田の蜂蜜”を、ぜひ体感していただきたいと思います。
友金:
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
小·西:
ありがとうございました!