Special Edition

ファッションは私自身─2 
フィレンツェ発
メンズテイストを楽しもう

Special Edition

2018.7.9

2018年6月12日~15日 にイタリア・フィレンツェで開催されたメンズファッションウィーク「Pitti Immagine Uomo(ピッティ・イマージネ・ウォモ)」 。1000以上ものメンズウェアのデザイナーが展示をし、3万人が訪れるという大規模な展示会です。世界中からバイヤーやエディター、インフルエンサーなどが集まり、おしゃれなスタイルで街を闊歩しています。ロンドン在住スタイリスト・カリナ田邊ジョーンズが、そのストリートファッションをレポートして、前編、後編でお届けします。 前編は夏のスタイリングに辛みを効かせるメンズテイストの着こなしをピックアップ。



「Pitti Immagine Uomo」会場にはこのようなクラシックなイタリアらしいスーツを着こなした男性達がたくさんいる。気温が30度になろうがジャケットは脱がないボリシー。





フィレンツェといえばポンテベッキオ橋(写真上)やドゥオモ(写真下)が有名だ。街自体が美しい美術館のようなこの場所に「Pitti Immagine Uomo」のために来ているおしゃれな人達が溢れているのはなかなか圧巻だ。




きれいな白髪だからこそ引き立つ全身白の装い。クロスさせたシンプルなベージュの布ベルトと大きめのサングラスが、ぼやけがちな白の引き締めアクセントになっている。パンツの裾のフリンジがトレンドを感じさせる。




ピンストライプのスーツがいかにも「Pitti Uomo」らしいチョイス。袖をまくってカジュアルさを程よくプラスし、インナーはクロップトップでフェミニンさも漂う。サングラスやバッグの小物も黒で統一してシンプルかつシャープなメンズテイストスタイル。




麻のピンストライプのスーツ。同じピンストライプでも、前出のスーツを着ていた女性とはまた一味違うスタイルだ。クロップ丈でワイドレッグなパンツ、ジャケットは比較的フィットしたシルエット。深いVネックのシャツにネックレスの重ね付けがアクセントになっている。ラメの靴下に遊び心を感じる。




マンダリンカラーのシャツはカラー(襟)と袖が切りっぱなしのデザイン。パンツは珍しい巻きスタイルのテーパードシルエット。ベルトがアクセントになっている。裾はラフにロールアップ。シンプルなフラットサンダルと合わせてアクセサリーもミニマルに抑えた大人のマニッシュスタイル。




白と黒のバランスが絶妙なスタイル。ハイウエストでワイドなパンツにシンプルな白T、足元は白い靴下と合わせたヴァンズのスニーカーで少年ぽさも感じる。決め手は黒のハンチング。彼女の個性を感じるスタイリングだ。




きれいな青のワーカーズ風ジャケットに、ネイビーのテーパードパンツ。ゆったりしたシルエット同士の難しいコーディネートもジャケットの袖を高めにまくることでバランスよくまとめられている。手首に巻いたバンダナとサングラスの赤が映えている。




オーダーメイドだという麻のサファリスーツが人目を引いていた彼女。「Pitti Uomo」に敬意を表した完璧なメンズスタイル。ストライプのシャツにペイズリーのネクタイなどディテールへのこだわりを感じる。




メンズシャツのようなトップとワイドレッグなボトムでストライプ違いのコーディネート。一見見逃しがちだが、意外と思いつかないハイレベルなスタイリングだ。シャツの袖もダブルカフで、ブレスレット風なメンズライクな時計も映える。靴はリーボックのスニーカーで軽やかに。




6月とはいえフィレンツェは暑い。30度前後まで気温が上昇する日もあった。
そんな日の食後は熱いエスプレッソもいいが、冷たいエスプレッソのShakerato (シェケラート)がオススメだ。淹れ立てのエスプレッソに氷、好みでシロップを入れ、カクテルシェーカーでシェイクしたものが出てくる。冷たくてもあのイタリアンコーヒーの目の覚めるような強さは健在。エスプレッソと同じようにカウンターで頼んでサッと飲むのがイタリア流。


 レポート:カリナ田邉ジョーンズ
ロンドン在住、フリーランスのスタイリスト。舞台衣装関係の仕事の経験を生かして、歴史やアート、日常の光景などからインスピレーションを得たスタイルを得意とする。イタリアや日本の『VOGUE』ほか、海外誌を中心にオリジナリティーのあるスタイリングを発表している。




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