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南田理恵の子育てサロン☆卒乳・断乳のお話

更新日: 2014.1.14

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母乳やミルクを赤ちゃんに飲ませるのは、いつ頃までなのか、
よくわからないものですよね。
出産後約5日間入院している、病産院で母乳をあげる方法について、
教えてもらうことができますが、
飲まなくなる時期や、やめる方法、おっぱいの手入れの仕方、
こどもの精神面への配慮などについては、
赤ちゃんが6ヵ月を過ぎたあたりから意識しはじめ、
どこからも教えてもらっていないことに気づく方が多いようです。

毎月第1水曜日午後1時半からの「おやこサロン」では、
『卒乳・断乳・乳ばなれ』についてのお話会をしております。
会員制ではないので、どなたでも自由に西宮阪急のホームページから、
ご予約の上ご参加いただくことができます。
卒乳と断乳の違いについておわかりですか?
実は、明確な定義がないのです。
毎月200人のおっぱいケアをさせていただいているMamas’Careでは、
基本的な考え方を以下のようにしています。

断乳
赤ちゃんはまだおっぱいが飲みたい
ママもあげたいのに、何らかの理由でやめざるを得ない状況になった

卒乳
1)自然卒乳
 子どもが、自然に飲まなくなる。1日2~3回の子や、週に1回飲むか飲まないかの子もいます。あるママは「ここ1週間飲んでないので、もしかしたら卒乳しちゃったかも。」と言われていました。4~5歳で飲んでいる子もいます。
「私は小学生まで飲んでいた記憶がある。とても温かい気持ちだったことを思い出します。」と言われたママもいらっしゃいます。

2)いい聞かせ卒乳
 卒園・卒業と同じように、卒乳する日を決めて、その日に向けて親も子も心と身体の準備をします。
 時期: (1)歩くようになっている。
     (2)大人のいうことがある程度理解できる。
     (3)歯が生えている。
     (4)母乳以外の「心のつえ」がある。
     (5)日中の母乳をできるだけ減らせるとよい。寝る前と夜中はあげても大丈夫。

方法: (1)やめる日を決めてカレンダーに印をつける。
    (2)1週間くらい前に、一度だけ「おっぱいバイバイしようね」という
     →何度もいうとよけいに飲むようになる子もいます。
    (3)朝か夜に飲ませて、最後にする。
    (4)ほしがったら他のことで気を紛らわすようにする。

3日くらいは大泣きするかもしれません。なかなか寝付けずにグズグズするかもしれません。家族のサポートがある時期を選びましょう。

おっぱいの手入れ
 自然卒乳の場合は、おっぱいが張って痛むことはほとんどありません。
言い聞かせ卒乳の場合は、いつもの授乳時間になると、おっぱいが痛くなります。
授乳と同じ回数か、やや少ない回数、8割くらい搾ります。
3日目には、全部搾り出します。
やめてから、1週間目と3週間目には、ドロドロのおっぱいをできるだけ助産師のケアで出します。

3週間目の助産師のケア
 自分では、もう張っていないと思っていても、私たち助産師が触れると、5mm大の残乳のしこりがいくつも見つかることがあります。
乳房に残った母乳は、ある程度は吸収されますが、
すべて無くなるかどうかは、残っている量や質によります。
残っていると、今後の乳がん検診などで、精密検査を受ける率が高くなり、
気になるものです。
また、次の赤ちゃんが母乳を飲む時にしこりが邪魔して、
十分な量が飲めないことがあります。
 自然卒乳の方も、出来るだけ2~3週間目には卒乳ケアを受けましょう。

乳ばなれの時期
 厚生労働省は1歳〜1歳半くらいで、主な栄養摂取の方法が、
乳汁栄養ではなく、固形物からとれることを栄養目標にしています。
「主な栄養」とありますから、
ご飯を食べるからおっぱいをやめる必要はありません。
食事は栄養をとって、母乳は「嗜好品」的な「心のつえ」になります。
おっぱいをやめるということは、その「心のつえ」を他のものに切り替えること。
授乳をしているときから、ハンカチや、タオル、小さなぬいぐるみ、スタイなど、
心をつえを創っておきましょう。
 「Kaloo」のハンカチはふわふわしていて、ほっとします。
授乳中に側にあるといいかもしれませんね。

また、おっぱいをやめてフォローアップミルクに切り替える必要はありません。
卒乳の頃には出来るだけ、乳汁ではなく、食事から栄養を摂れるようにしたいですね。
フォローアップミルクは、育児用ミルクや母乳の代替でなく、
離乳食の代替です。どうしても、食事を食べない子に、液体栄養として与えるものです。
またはサプリメントという感覚です。

 こどもの成長発達を見極めながら、こども主体で、どうするか、
決めていただけるとこども達の主体性が育つと思います。

また、母乳を飲ませるのをやめると、
とても寂しい気持ちになるママもいます。
こどもと心を結ぶのは、おっぱいだけではありませんよ。
こどもの身体を撫でさするベビー&キッズマッサージがおすすめです。

<プロフィール>
南田 理恵 (みなみだ りえ)
助産師・看護師
平成24年度 母子保健奨励賞 受賞
神戸市看護大学臨床教授
産後ケアサポート「ママズケア」代表
“ママと赤ちゃんのためのお手伝い”をキーワードに、産後ケアサポート「ママズケア」を設立。女性のライフサイクルを考え、従来の助産師の仕事から幅を広げた 活動を展開。子育てママの身近な存在として悩み相談にも対応。各種セミナーや講演活動は国内外を問わず、幅広く活動中。

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