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貴重な品に出合えるのも、本展ならでは。
関西初開催「高橋真琴の原画展~夢見る少女たち~」
9月21日(月・祝)まで!
【イベント・コトコトレポート】

更新日: 2015/9/18

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◎9月9日(水)~9月21日(月・祝) *入場は各日閉館の30分前まで *最終日は午後5時終了
◎4階 催場 ◎入場料:一般600円(税込) 高校生以下無料
画業60周年記念巡回展の一環として開催中の「高橋真琴の原画展~夢見る少女たち~」。少女画家、高橋真琴さんの1960年代から現在に至る代表作の原画約100点をはじめ、イラストの文具や雑貨、貴重な資料約200点、イベント限定品の新作を含む約120点のオリジナルグッズ販売など、充実のラインアップでご紹介しています。
©2015 Macoto Takahashi / Blanc Neige Co.,Ltd.

9/13(日)掲載「高橋真琴の原画展~夢見る少女たち~」関連記事はこちら
7つのテーマで構成された展示スペースのうち、女性の“あこがれ”や“夢”を喚起させる少女画や資料・画材を展示、実原画制作過程のモニター上映を行う「MACOTO ROOM」ゾーン。ガラスケースの中には、1冊のスケッチブックが。雑誌取材でたびたび海外を訪れ出会った少女や街並みを、なめらかな筆致で描き残し、その様子を書き留めています。

「ブルゴーニュの森にて 私の名前は“森の娘”よといった ちょっとソバカスのある可愛い娘だった」カールした巻き毛をふんわり束ねた、まとめ髪。大きな瞳で見つめ返すチャーミングな仕草が印象的です。「モンマルトル アンベール駅前 小公園にて 朝、早くから行きかう人や、車、物売りの声 パリの下町モンマルトルは楽しい街だ」駅やマルシェに向かう人々や車の往来を眺め、賑わう街の雰囲気を楽しむように描かれた朝のワンシーンです。

スケッチ画「ブルゴーニュの森にて」「モンマルトル アンベール駅前 小公園にて」
◎「MACOTO ROOM」ゾーン

あこがれのお姫さまや少女画を展覧し足を進めると、とても心温まる作品に出合いました。高橋真琴さんの作品の中では数少ない、親子をテーマにした1枚です。可愛らしい寝顔を浮かべるこどもを抱き、愛情溢れる穏やかな微笑みを注ぐお母さん。清らかな優しい声で口ずさむ、子守唄がきこえてくるようです。

「シューベルトの子守唄」2012年
◎「MACOTO ROOM」ゾーン


展覧の終盤には、特別展示品も。阪神大震災後、心を豊かにする文化の火を復興させたいとのオーナーの想いから設立された、ギャラリー「小さい芽」。関西に生まれ育った高橋真琴さんご自身も、震災に大きなショックを受け、心を痛めたおひとりでした。ギャラリーのシンボルとなるような絵を描いてほしいというリクエストに応え、生まれたのが「星に祈りを」です。

満天の星のもと、少女は神さまの、子羊は弱き人間たちの象徴です。「震災では悲しいことがたくさん起こったけれど、皆で寄り添い、力を合せて復興し、強く生きて行こう」という祈りをこめて描かれました。これからは幸せに、安らかに暮らしてほしい。子羊が心安らかに眠りにつけるように。

特別展示「星に祈りを」1999年 ギャラリー「小さい芽」所蔵


画業60周年を記念して制作された画集「夢見る少女たち」。少女の夢とあこがれがつまった高橋真琴さん珠玉の作品約300点を収録した、永久保存版とも称される一冊です。初公開のラフスケッチやファッション談義も掲載。その表紙として描き下ろされた原画も、会場で披露されています。

きらきらと輝く瞳に宿る、夢やあこがれを秘めたピュアな美しさ。お花のように広がるレースの襟のお洋服を装う、可愛らしい少女が柔らかな表情で描かれています。リボンにビジューを添えたブルーベルベットの髪飾り。すこしずつ丹念に重ねた絵具の濃淡や陰影で、しっとりとした質感に仕上げ、存在感をプラスしています。

「夢見る少女たち」表紙描き下ろし 2013年

9月12日(土)・13日(日)には、高橋真琴さんのサイン会も行われました。優しい笑顔を湛えて席につかれると、本を購入のお客さまひとりひとりと顔を合わせ、ゆっくりと丁寧にサインを始めました。こどもたちには満面の笑みを浮かべ、語りかけて握手。穏やかで高橋真琴さんのお人柄がうかがえるような、ほのぼのとした場面に出合い、心が温まりました。

関西初の巡回展「高橋真琴の原画展~夢見る少女たち~」は、9月21日(月・祝)まで。どうぞ、お見逃しなく。


高橋真琴 プロフィール・・・
1934年 大阪に生まれる。貸本漫画でデビュー後、雑誌「少女」にカラー連載「あらしをこえて」などを発表する。以後、雑誌の表紙、口絵、挿絵を描くほか、スケッチブックや筆箱といった文具類などで、数多くの少女画を手がける。1989年、千葉県佐倉市に真琴画廊を開廊。1992年から現在まで東京・銀座と兵庫・西宮で年2回の新作個展を中心に、雑誌や広告でも精力的に作品を発表している。

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