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生き抜いた秋の味覚♪
【伊藤由香-小さな食憶-】

更新日: 2018/10/22

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秋の空気に少しずつ染まる紅葉
黄金色の稲穂をリズミカルに刈る光景を目にしながら、収穫体験させていただいた過日。
深まる季節を実感中です。
“四方竹”の季節です。
もう、高知県の“秋のたけのこ”は召し上がりましたか?
先日、店頭にて四方竹を買い物かごに入れておりましたら「どのように食べるの?」と尋ねられました。

「私は甘辛く炊くのよ!」「炒め物にしたりね…」と、手に取られている他のお客様も交え、しばし楽しく“四方竹”の食べ方談話が続きました
10月に入り、短い期間だけしか出回らないので、まだ食べらていない方もおられるようです。

大きな太いアスパラガス程の長さに、断面は四角の形をしています。
高知県で初めて口にした“四方竹のひと口寿司”。
四方竹を筒状に切り、合わせ調味料で煮て、後に酢飯を詰めたものです。
季節外れのたけのこと、形に驚き、心地よい歯ごたえが新鮮でした。
同時に、その形を活かした細やかな料理に感激したことを思い出します


収穫されたものは、アクが回らないよう直ぐに茹で皮をむき、鮮度を維持したまま輸送され、店頭に並んでいます。
天ぷらや、炊き込みご飯、煮物、汁物の具、サラダの具にと下準備不要で調理に取りかかれるとは嬉しいことです

この秋第一弾は、大きく筒切りにした四方竹と薄切りの牛肉で、“すき焼き風煮”を作り、頂きました。
第二弾は、春巻きの皮を半分に切り、形のまま巻いて揚げただけの“丸ごと四方竹の春巻き”。
お弁当の一品にもしたものです。
「好きだから最後に食べようと残していたら、お友達からそれは何?と聞かれ、“四方竹だよ”と伝えたんだ!」と娘からの報告
高知の方のように、もっと身近なたけのこになると良いなと思います。
あるお店で頂いた【季節限定四方竹のおでん!】は我が家のおでんの具で、近々第三段を楽しむ予定です。

この四角い形と、“シャキシャキ”“コリコリ”とした歯触りが魅力の四方竹。
残り僅かな秋の味覚のひとつ、一度お試し下さいませ

「今年は、実の付きが悪く残念です… 」
三田の親戚から届いた、ふっくらとした黒枝豆に同封されていた一筆箋。

また、収穫体験に行かせて頂いた丹波で初めて目にした丹波黒枝豆の姿。
力強く生き抜いたことを物語っていた様は、心が動きました。
真っ直ぐではなく、その過程が分かる姿を見たからでしょうか。
より力強く、味わい深い豆の味がしました

この夏の台風で、枝が全部倒れたそうです。
そこから自分の命を守るため、付いた花をも自ら落とし成長をし続け、収穫期を迎えたため、豆の数が少ないのだとお聞きしました。

さて、豆の味を存分に楽しみたい時は“包み焼き”がオススメ
莢の両端は切らず、莢の中でも蒸し焼きを目指します。
莢の産毛や汚れを取る時は「すり鉢」を使うと便利です。
鉢に擦り付けるよう揉み、その後水洗いをします。
アルミホイルで包み、15分〜18分グリルで焼いた後に振り塩をします。
包み込まれた豊かな風味と、“ホクッ”とした豆本来の甘さが味わえます。
店頭に並ぶ数量も、例年より少ないとお聞きしましたが、生き抜いた力強い今年の黒枝豆と、それを見守り続けた生産者の愛情が詰まった秋の味覚です。
出会ったときは是非手に取ってみて下さいね。

冷たい空気に風邪も流行り出す時期になります。
手洗いうがい、秋の味覚で栄養と水分補給も忘れずにご自愛の上、元気な皆さまの笑顔に出会えますことを楽しみにしています

親子セミナー 今後の予定
10月25日(木)、11月16日(金)、12月5日(水)

<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ
百貨店・食品メーカー講師、レシピ提案等で活躍中。
長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。

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