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お正月のしきたり

お正月の由来

正月の行事はもともと、家に年神様を迎えて祝うためのものでした。門松やしめ飾り、鏡餅などはすべて、年神様を心から歓迎するためのものです。

お年始に伺う時期

かつては「三が日」にすませるのがしきたりでしたが、最近は15日までに伺うのが普通になりました。なお元日は家族で祝う家が多いので、2日以降にした方がよいでしょう。時間はあまり早いと迷惑になりますのでご都合を伺ってから訪問することをおすすめします。時間は午前11時以降がよいでしょう。

お年賀の金額の目安

お年賀の品物は、新年のご挨拶の名刺がわりですから、高価なものでなくてもよいでしょう。お歳暮を贈り忘れてしまった家には、お年賀を代わりにすることもよいでしょう。

お年賀の品選び

お歳暮を届けた家に訪問するときは、お年賀の品物を持参しなくてもよいのが一応のしきたりです。手ぶらで訪問しにくい場合は簡単な菓子やお酒を持参するとよいでしょう。
菓子は日持ちのするもの、酒は清酒が一般的ですが、相手の嗜好(しこう)にあわせて洋酒でもかまいません。その年の干支(えと)にちなんだ飾りものなどもよいでしょう。

※「御勝栗料(おかちぐりりょう)」
少し格式ばった年始の品物に使用されます。勝栗は、干した栗を臼(うす)で搗ち(かち)、殻と渋皮を取り去ったもの。「搗ち」と「勝ち」が通じるところから、武士の祝い膳の三肴の一つとされ、そこから勝利の祝いや正月の祝儀に用いられるようになりました。

お年玉の金額の目安

子どもの1ヵ月の小遣い程度と考えていいでしょう。おもちゃや本、趣味の品物などのほか、中学生ぐらいなら図書カードなどもよいでしょう。



書き初め

1月2日は、すべての事始めの日で、おけいこ事もこの日に始めると一年中うまくいくとされています。書き初めは「筆初め」ともいい、宮中の「吉書始め(きっしょはじめ)」の行事が一般化したものです。

七草

1月7日の朝に七草がゆを食べると、一年中無病息災で過ごせるといわれています。お正月のごちそうで疲れた胃を休めようという古人の知恵もあったようです。当初は、七種の穀物(米、麦、あわ、きび、ひえ、ごま、小豆)をかゆにして食べていたといわれていますが、鎌倉時代にそれが七種の野草にかわりました。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。
これらの緑色の野草を食べて、早く暖かい春が訪れるのを待とうという気持ちも込められています。

七草の名前の由来

セリ
新芽がたくさん「セリ」あって育つのでつけられたといわれています。
ナズナ
秋から冬にかけて育ち、春に種をつけるので「夏なら菜」で「なずな」になったといわれています。
ゴギョウ(ハハコグサ)
ゴギョウは「御形」で、人形(ひとがた)のことです。その多くが母と子の人形だったため“ハハコグサ”と呼ばれるようになりました。
ハコベラ
古くはハクベラといい、ハクは綿布のこと。ベラは古語で“むらがる”ことだといいます。細かい茎に葉がついている様子は、綿布がもつれあいむらがっているようにみえます。
ホトケノザ
地面に平らに広がって生えている葉を仏の座に見たてたものです。
スズナ(カブ)
スズナとはカブの葉のこと。カブの形が鈴に似ていることに由来します。
スズシロ(ダイコン)
スズシロは清白。大根のことです。七草のときに限りスズシロといいます。

鏡開き

鏡開きはもともと武家社会の風習で、延命祈願の儀式でした。神前に供えておいた鏡餅をおろして割り、正月の終わりと新しい年の事始めの意味で食べます。
「運を開く」という言葉にかけて「鏡開き」といいます。
鏡開きのときは、切腹を連想することから刃物の使用を忌み、手や槌(つち)で割り開いたといわれます。この日一般家庭では、一家の円満を願い、お汁粉やぜんざいを作って食べる習わしがあります。

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