一軒の家を新築するのは大事業です。そのために、昔から工事の無事を祈ってさまざまなしきたりがあり、また工事の過程に応じていろいろな儀式が行われてきました。

◆地鎮祭について
新しく家を建てるとき、その敷地を清めて土地の神様を鎮(しず)め、建設工事中の安全とその家の繁栄を願う儀式です。建て主と工事関係者が出席します。またご近所へのあいさつは、この地鎮祭の前後にするとよいでしょう。

(紅白蝶結びかけ紙)
地鎮祭の時神官へのお配りもの 工事関係者
  または御玉串料 または記念

 

地鎮祭の当日、日本酒を祭壇にかざります。
白奉書に赤白水引を掛け「のし」はつけません。
表書きは「奉献」として、下段は贈り主の姓名を書きます。

◆上棟式について
地鎮祭の次が上棟式で棟上げの日のお祭りです。新築に着手するとき、どこでもまず「棟上げ」を行って神官、大工、とび職などに、酒肴、赤飯を出して祝います。また当日には、近所で水道を使わせてもらう家、迷惑のかかる家には上棟式の関係者に配ったものと同じ品か「記念品」を持参して挨拶をします。これは、設計事務所、工務店などがすべてやってくれる所もあります。お祝いを贈る方は「上棟御祝」または「御祝」でよいでしょう。

(紅白蝶結びかけ紙)
上棟式に参列する時に
お持ちする品物
配りもの

◆新築祝いの品について
お祝いの品は、建てられた条件やインテリアの好みにあうように選びます。いくつあっても困らないような、スリッパ・インテリアクロスなどの消耗品、花や観葉植物、また商品券などは無難といえるでしょう。ストーブなど火に関するものを贈るのはタブーとされています。また前の家より縮小して新築した場合には「新築祝い」とはせずに、「御転居御祝」「御新居御祝」という形で贈るとよいでしょう。


(紅白蝶結びかけ紙)
マンションなどに引越された場合 家を改築される場合
 
ビル・事務所などの場合 お寺の建築の場合  

※家が完成し、インテリアもある程度ととのったら、親戚、親しい友人、お世話になった人、御祝をいただいた人を招いて新居の披露をします。日時を決めて昼間に招待する方がよいでしょう。

◆お返し
新築披露の祝宴に招待することでお返しに代えますが、より丁寧にするなら記念品を手みやげとして用意するとよいでしょう。コーヒーカップやシュガーポットなど、「入れるもの」を贈る習わしがあります。また、招待するほど親しくない方にお祝いをいただいた場合には、いただいた品の半額くらいのお返しをするとよいでしょう。

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