11月3日の文化の日に授賞の発表が行われ、科学、文化、絵画、彫刻、建築、音楽などの部門で功績のあった人に文化勲章が贈られます。このほかにも「紅(こう)、緑(りょく)、藍(らん)、紺(こん)、黄(おう)、紫(し)」綬(じゅ)の褒章(ほうしょう)、芸術院賞、芸術院恩賜(おんし)賞など、公私多種にわたるいろいろな賞があります。

◆勲章、褒章の種類と対象
勲章
・大勲位菊花章頚飾(けいしょく) いずれも日本における最高の勲章
・大勲位菊花大綬章
・旭日(きょくじつ)章 男性に贈られる 勲一など〜八など
・宝冠(ほうかん)章 女性に贈られる 勲一など〜八など
・瑞宝(ずいほう)章 長年の功績に対して贈られる 勲一など〜八など

特別勲章
・文化勲章 科学、芸術の分野で、文化向上に功労のあった人

褒章
・紅綬(こうじゅ)褒章 人命救助した人
・緑綬(りょくじゅ)褒章 道徳的な行いの模範になるような人 実業に精励した人に
・藍綬(らんじゅ)褒章 学術、技術、教育、衛生あるいは慈善、防疫に功労のあった人
・紺綬(こんじゅ)褒章 公益のために多額の私財を寄付した人
・黄綬(おうじゅ)褒章 業務に精励した人
・紫綬(しじゅ)褒章 学術、芸術に功労のあった人

この他、美術、工芸、音楽、演劇、舞踊などの功績に対して、芸術員会員として年金支給されるほか、芸術院賞、恩賜賞もあります。
また、重要無形文化財指定や、民間団体の設ける賞、たとえば文学の芥川賞、直木賞など芸術、科学の分野に限らず、広い分野で設けられています。

◆お祝いの品について
知人の受賞を知ったらとりあえず電話か電報でお祝いの言葉を述べるようにしますが、社会的な賞の場合だとお祝いの電話で混み合うことが多いので祝電を早めに打つようにしましょう。相手が親しい間柄であれば、直接訪ねてお祝いを述べるようにしますが、この場合も長居をせず玄関先で失礼するのが原則です。

お祝いに向く品
◎一般的には
銀や錫製品の杯、置物、装身具、名のある陶器、絵画、書など。
また万年筆などもよいでしょう。

◎受賞決定直後にお届けするなら
祝杯や祝い客のもてなしなどに使える酒類や鮮魚・果物などの食料品や花束などは、おめでたい雰囲気を盛り上げます。また、酒だる、シャンパン、紅白ワイン、すぐに食べられる寿司の盛り合わせや、おつまみなどは喜ばれる贈りものです。

◎本人の趣味に合わせて
ゴルフボール、碁石、服のお仕立券、仕立券付ワイシャツ生地などがよいでしょう。
なお、お祝い品は祝賀パーティの会費から、一同の記念品として贈られる場合もあります。

(紅白蝶結びかけ紙)
または◯◯褒章御受章御祝 または◯◯賞御受賞御祝
  • 国より贈られる各省庁、例えば文部省関係で功績のあった人に贈られる褒章は「○○褒章御受章御祝」、勲章は「御叙勲御祝」となります。
  • 地方公共団体の文化、芸術の発展向上に貢献した人に贈られる文化賞、芸術賞は「○○賞御受賞御祝」

◆お返し(お礼)
一席をもうけて記念品を贈るようにします。一般には置物や茶器、額などが多いようです。また賞に関連した品、たとえば文学賞ならその作品の載っている書籍に著名したものを内祝いとして配るのもよいでしょう。

◎国より贈られた章のお返し

(紅白蝶結びかけ紙または白奉書金銀水引)

◎地方公共団体より贈られた賞のお祝いのお返し

 

◆受章・受賞の協力者へのお礼
受章・受賞の対象となった成果に対して指導や協力をしてくださった方へは、お礼の気持ちを伝えます。食事などにお招きするか、それに代わる貴金属や陶器、漆器類などをお届けするようにしましょう。

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