◆帯祝い
妊婦が胎児を保護するために締める腹帯を「岩田帯」といいます。
妊娠五ヶ月めの戌の日、犬のお産が軽くてすむのにあやかって、「岩田帯」を締め安産を祈る儀式が、『帯祝い』です。最近では夫婦だけで祝うことも多いようですが、実家の両親やきょうだいが帯祝いに招かれたらお祝いの品をお持ちするようにします。
両親ならマタニティーウェア、きょうだいなら育児書や現金をお祝いとして贈るのがよいでしょう。帯祝いらしく形を整えるなら紅白の羽二重・紅白のもめん、または布端に朱書きで「寿」と書いた帯祝い用白さらしもめん一反などを奉書紙に包み「御祝」「寿」または「戌」と表書きして贈ります。
ギフトカードなどに帯祝い用に朱書きで「寿」と書き入れ、さらしを一反添えて贈る方法もあります。よりていねいにするなら酒肴を添えるとよいでしょう。

(紅白蝶結びかけ紙)
自分の娘には 他人に贈る時には
※地方により上記のように使い分けるところもあります

  • お返し
    帯祝いに招いた人からお祝いをもらったときのお返しは、しなくてもかまわないとされています。

《帯祝いから出産までの準備》
妊婦は、出産予定日の2ヵ月前くらいから出産時に必要なものをそろえるようにします。この時、新生児に必要なものと、妊婦に必要なものとを分けて準備しておくと便利です。髪の毛なども手入れが簡単なスタイルにしておくとよいでしょう。
神経質にならず、ゆったりとした気分で出産の日を待つようにします。軽い運動や水泳は、お産を軽くする効果があるということで、積極的に実施している病院もありますのでお医者さまとご相談されるとよいでしょう。

《へその緒》
昔からへその緒は、新生児誕生の際に出生を明らかにするものとして大切に保存されてきました。今でもへその緒を桐箱に入れて奉書紙で包み、こどもの姓名・生年月日・父親名・続柄を書いておきます。それは命名書とともに神棚にあげたあと、たんすなどにしまっておきます。
しかし最近では、へその緒を渡さない病院もありますので、その場合はメモリアルシューズなど身近なもので記念になるものを残しておかれるとよいでしょう。

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