◆初盆(新盆)提灯とお供え物
故人の死亡後、初めて迎える初盆の供養は丁重に営みます。仏壇の前には精霊棚を設け、初物の農作物でつくったお供え物を飾り、供養膳に精進料理を盛り、白玉団子・果物・故人の好物なども供えます。なお、このお供え物は墓前にも供えるので用意します。また、お盆の間は精霊に自分の家を教えるために、仏壇のそばや軒先に岐阜提灯や初盆提灯を飾るものとされています。なお、お盆の最後の日(7月15日、旧暦では8月15日)に送り火をたき、霊を送り出して初盆の行事は終わります。
亡くなって四十九日(忌明日)を迎える前にお盆が来たときや四十九日(忌明日)から幾日もたたない場合は初盆は翌年になります。
◆初盆(新盆)提灯の贈り方
初盆を迎える家でととのえたり、親戚や知人から、お盆の前に贈られたりします。盆提灯は先方の家紋を入れて一対にして贈るのがもっとも丁寧ですし、初盆に限り白い提灯を使うのがしきたりでしたが、最近はそれほどする人は少ないようです。むしろいつまでも使える色物を贈るほうが喜ばれるでしょう。形や柄にきまりはありませんが、秋草模様など無難でしょう。なお、提灯を贈る場合は、先方の都合を考えて、一週間前には届くようにしましょう。
| お迎え提灯として使われる |
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廻転行灯 |
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紋天(初盆のみ使用)
関東では初盆を迎える家の大半が用います。清浄無垢の白で霊を迎える意味から白木でつくられた紋天が最も多く見られます。
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◆初盆(新盆)を迎える精霊棚
お盆(盂蘭盆)とは、七月十五日(もしくは八月十五日)の前後数日にわたり、さまざまな食物を祖先の霊に供えて冥福を祈り、餓鬼にも施したりし、その苦しみを救うことで、一般にはお墓参りをし、精霊祭りを行い、お坊さんが棚経(精霊棚の前で経を読むこと)にまわりますが、新仏(その年の盆に初めて迎えられる仏)がある家では初盆と呼んでいます。ふつうは精霊棚といっても、仏壇をきれいにする程度の家が多く、初盆を迎えるところでは、戸外に葉付きの青竹を四隅に立て、上部を菰縄(荒縄)で結び、盆花(キキョウの俗称)やヒョウタンなどをかけ、棚の周囲に青杉葉をめぐらし、白張り提灯をつるす、本格的なものをつくったりすることも少なくありません。なお、この盂蘭盆は裏盆と発音が同じですが裏盆は精霊祭の終わりをいい、七月二十日ごろにあたります。
◆初盆にお供え物をする場合
| (黄白結び切りかけ紙) |
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| 初盆にお供えものをする場合 |
お返しする場合 |
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