◎9月24日(水)~30日(火) ※最終日は午後6時終了
◎5階 ステージ5
廃棄物をアートへと昇華する「ACTA+」が、博多阪急に登場。様々なテイストのアーティストと共に、サステナブルな視点から生まれるアートとファッションを融合した特別なポップアップを開催します。
“サステナブルを、着こなす。”
「ACTA+」は“廃棄物からアートを生み出す”プラットフォーム。本来なら捨てられるはずのものを価値ある表現へ転換し、サステナブルが日常を彩る世界観を提供します。
aya kurata
ネイルアーティストとして活躍したのち、2016年プラントハンガーをきっかけにマクラメと出会う。海外の情報を基に独学で技術を習得。
書籍出版、デザイン提供、ワークショップやイベントなどを通じ、モダンマクラメ講師として技術の普及に努めています。
2023年からは、結びの伝統を現代的に再解釈し、護符を表現するアート制作に力を入れています。紐や水引などの廃材をマクラメや独自の技術で組合せたスタイルが特徴です。
SNS (総フォロワー60万人)やメディアを中心に動画クリエイターとしても表彰されるなど、独自の発信力を通した活躍にも注力しています。
Ayumin
環境への配慮とストーリー性を大切にした作品制作を行っています。主に使用しているのは、リサイクルコットンやインド・アフリカンファブリックのハギレ、さらに着古した洋服やデニム、スカーフなど、すでに役目を終えた布たちで、それらを裂いたり編み直したりしながら、新たなアートピースとして再生させています。
制作の過程で出る余り糸なども廃棄せず、次の作品に循環させて使用するなど、持続可能なものづくりを意識しており、小さな布片や残り糸が、作品の中で唯一無二の存在感として、表現の幅を広げるアクセントとなっています。
ハギレを用いた制作は、自身のこどもが赤ちゃんの頃に着ていた肌着を捨てる際の寂しい気持ちから、その布を裂き、織物タペストリーとして形に残したことがきっけ。それ以来、大切にしていたけれどもう使えない、でも手放せない。そんな思い出のつまった布たちを、アートとして再生させることに魅力を感じ、現在の制作スタイルへとつながっています。
押鐘まどか
東京生まれ。多摩美術大学染織デザイン学生時代より作家活動開始。株式会社フジエテキスタイルに入社、デザイン事務所を経て独立。テキスタイルの技法と素材の探究者として現在、作家・テキスタイルデザイナー・造形教室主宰・美術大学講師と、さまざまな立場で活動中です。
LOVST TOKYO(ラヴィスト トーキョー)
廃棄りんご由来の“アップルレザー”を中心に、植物素材をアップサイクリングしたプロダクトを展開するブランド。名称には“愛(Love)とヴィーガンや多様性(Vegan/Variety)を第一に尊重する文化を東京から発信する”という理念が込められています。国産アップルレザー“aplena”を採用し、地産資源の活用と環境負荷低減を実現。軽量かつ耐水性を備えたヴィーガンレザーは、デザイン性と実用性を兼ね“軽くておしゃれ”“長く使える”と支持されています。サステナビリティと美意識を調和させる新しいライフスタイルを提案するブランドです。
九州では初出店となる今回は、ミセス世代に特に人気のバッグ類から既存の人気ラインであるアップルウォッチ用ベルトを中心とした小物類までを一挙にご提供します。
nolud(ノル)
都市鉱山から回収されたシルバー素材のみを用い、日本のジュエリー職人による緻密な手仕事と北欧デザイナーの洗練されたデザインを融合させたリサイクルシルバージュエリーブランドです。素材の精製から純度確認、製造に至るまでを一貫して自社管理のもと国内で行い、環境負荷の削減と職人技の継承を追求しています。
製品にはノンニッケル/アレルギーフリーコーティングを施し、深みのあるアッシュゴールドカラーも特長。また、売り上げの一部を公益財団法人日本環境協会に寄付し、持続可能な社会の実現にも寄与しています。時代のトレンドとエシカルな視点を両立させたブランドです。
今回は過去に発表したファースト・セカンドコレクションだけでなく、先日東京・恵比寿の展示会で新たに発表した新作コレクションも新たにラインアップに追加し、ご提供します。
梨絵
金継ぎの習得をきっかけに、様々な素材を繋いで作る呼び継ぎを知る。
傷を癒す金継ぎと、新たな魅力を纒う呼び継ぎの個性に惹かれ、壊れた陶磁器を用いた制作を始める中で、古来よりものを大切にする日本の姿や職人の手仕事の価値、紡がれてきた想いを感じ、捨てるのではなく生かし、新たな価値と共に繋げていきたい。そんな思いを意図した“金継ぎでアート”を伝えています。
今回販売するのは小物のアートだけでなく、直接身につけられる“金継ぎアクセサリー”。欠けがそのまま個性となり、さらに豊かな表情を見せてくれるアクセサリーをさまざまなバリエーションや価格でご提供します。
WANOWA(ワノワ)
農産物の未利用素材と香りをかけ合わせた地域共創ブランドです。本来廃棄される皮や枝などを生かし、日本各地の特色ある素材を用いた香りのアイテムを展開し、販売収益の2%を生産地域に還元し、持続可能な循環型社会の実現を目指しています。
石川県の国造ゆず、岐阜県加子母のひのき、京都府和束町の茶に加え、2024年には高知県の土佐文旦や奈良県の大和橘を取り入れています。2025年には、北海道中川町で55年ぶりに復活した希少な和薄荷の商品を発表し、地域文化の継承と活性化に寄与しています。
今回販売する商品はその中でも人気の高い、廃棄素材から香りを抽出して作られたハンドクリーム3種類。ゆず、ヒノキ、茶と日本の心を実感させるような豊かな香りが特長です。
SEReNDIPITY
Photographer MASATOSHI YAMASHIROと現代華道家・大畠彰芳によるアートユニット。名称は、“Serendipity”と“Re(reuse/recycle/redesign…)”をかけ合わせた造語であり、“二度と同じ瞬間は再現できない”という思想を基盤としています。伝統的な華道を現代的に再構築し、日本の精神性を反映した唯一無二の花作品を創出。偶然性と再現不可能性を重視した作品を通じ、国内外に新たな価値と体験を発信しています。
この度メインビジュアルとして使用しているイメージは、ECサイトから日々大量に届く商品を梱包している緩衝材や流木を素材とし、現代華道家大薗彩芳が制作した現代華道作品を撮影した作品です。
当日は作品現物と共に、印刷されたフレームアートも同時に展示・販売します。
ミルクぱく子
牛乳パックはその目的を果たすために様々な工夫が詰め込まれた優秀な“液体を運べる箱”。そんなパックを一度だけ液体を運んだだけで廃棄してしまったり、ドロドロに溶かしてしまうのはもったいない...。その美しさに惹かれて始めたものづくりでしたが、知れば知るほどその気持ちは強くなりました。最初は作品を見た方々に驚きを与えることが喜びでしたが、今は“制作を通して何か世の中のお役に立てたら”という思いも同じく原動力になっています。私にとって紙パックと向き合う日々は、その新しい可能性の発見への喜びにあふれているものなのです。
今回出品する作品は、身近な牛乳パックや豆乳パックを皮のように鞣し、高級感と素材としての強度を補完した独自素材“ミルクパックレザー”を使用したバッグや小物などです。サステナブルでユーモアのある、アイテムを身につけるだけで毎日が楽しくなるような商品をご提供します。
しばたみなみ
海岸に漂着したプラスチックや壊れた日用品など、役目を終えたものをすくい上げ、クジラやハート、架空の生命体として再構築しています。色も形も異なる“捨てられたもの”で編まれた作品は、驚くほど温かく、見る者の感情に触れる“いのち”へと生まれ変わります。
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