◎12月3日（水）〜8日（月） ※最終日は午後5時終了
◎8階 『アートシップ』
特別企画「猫を愛する韓国作家たち」に登場するアーティストをご紹介いたします。
売場ニュース
ハン・サンユン Han sangyoon
韓国では豚は幸福や富の象徴とされ、愛らしい豚を描くアーティストとして韓国で多くのファンを持つ。
「幸せの豚」をテーマに色彩豊かな作品を描く作家で、インスタフォロア―３万人以上あり、韓国のみならず香港、シンガポールなどアジア各国でも個展を開催している。
ハン氏は猫の作品も多く描いており、今回、韓国のアートティストに声かけし「まるごと猫フェスティバルin博多」の同時開催としてアートシップに猫を描く８人作家を集結させた。
水原生まれ。韓国アニメーション高校を1期で卒業、京都精華大学マンガ学科へ留学し、修士課程を修めた。韓国に帰国し東国大学大学院の韓国画を修了した。
これまで約45回もの個展を開催し、アートフェアにも約300回出品。国内外で活躍している。
イ·ソンジュ Lee Sung-ju
私はのんびりしているどころか、怠けて見えるほどの表情の猫を描く。
この猫は単なる動物ではなく、
一つの分野で十分な経験と実力を積んだ人間の象徴だ。
不安や焦りの消えた者だけが持てる余裕だ。
その余裕の中には確信があり、その確信は結局心の平穏につながる。
猫は世の中に立ち向かない。
すでに自分を治めることができる存在だからだ。
立ち向かう相手がいないということ。 それで、ゆったりとした表情の猫は
すでにその世界のマスターになっていることを意味する。
ジウ・オ Jiwoo Oh
<Dolphins Story>シリーズの作品を通じて主観的経験と人生の過程の価値を伝える。
私が作り出した作品の主要意義は「結果指向的思考」から始まった誤り、すなわち私たちが人生を生きていくにあたってややもすると忘れかねない<過程の価値>を伝えようと思う。
単純に「良い結果」という目標だけを眺めて進む私たちの社会は虚しさが感じられる。大体「良い結果という満足を得るためには良い過程が必要なものだ」
良い結果だけにこだわるなら、無駄になった過程は残っておらず、取り返しもつかないだろう。
達成感は刹那のような瞬間であるため、努力しながら過ぎ去った過程で幸せを得なければならない時が多い。
結果だけで幸せを得るのではなく、私たちはどんな結果に直面しても後悔のない、残存可能な過程の幸せを獲得する必要がある。
荒い質感で表現される砂は、済州の海という場所的意味を超えたそれ以上を含んでいる。
硬い岩がきれいな砂になるために割れて削られていくのは、もしかしたら私たちが人生を生きていく過程と似ている。
Dolphins Storyの作品の中の白いイルカは、観客が人生を遊泳する過程を通じて楽しみながら幸せな瞬間を積み上げることを願う気持ちを象徴する。
広い海を力強く遊泳しながら幸せを描き出す白いイルカのように、私の作品を鑑賞する観客の方々が、どうか私の作品を通じて幸せを盛り込んでほしい。
キム ヒョンジョン KimHyunJung
多くの人々に愛と癒しを届ける猫。
これまで描いてきた花や魚も、私にとっては愛と心の慰めでした。
猫を描き加えることで、より温かい癒しを届けられる作品にしたいと思い、このシリーズを仕上げました。
大切な人々への愛と信頼、そして心の慰めを願う気持ちを、私の感性でそっと紡ぎ、届くことを願っています。
キム·ヘジョン Kim Hyejeong
一本の木は人生の一瞬一瞬である。
その木々を集めて人生という大きな森を作る。
意識なしに過ぎ去った時間で作られた人生は不明な意味、不明な形で満たされ、漠然とした森に育つ。
しかし、自分のルーツと自分が持っている召命を考えて一本の木を植えるように人生を満たしていくとしたら、その森はどんな姿だろうか。
人生という自分だけの森を作るために一日一日を忠実に生き、その記憶と感情で木を植える。
木は生き延びた時間の痕跡であり、人生に対する愛情の産物だ。
その結果である森は、私が誰なのかを物語る証拠となり、私を支える力になる。
人生を宿題ではなく, 森を作っていく過程にしようと思う
ハ・ジョンイム Ha Jeong-im
月の壺 は韓国を代表する芸術作品だ。
「ダボクダボク」シリーズには、日常の静かな瞬間に咲く温かい感情が込められています。
作品の月 の壺は、祝福、豊かさ、心の安らぎを象徴しています。
私は 私の代表的なサボテンのメンバーです。
強い 生命力のように過酷な環境で生き残る希望を語り、
私たち全員が、自分の苦労や悩みを最後まで乗り越えようとする意志。
月の壺に入れたかった。
さらに 、彼のそばにいる猫は、人生の余暇と温かい視線に取って代わります。
作家自身も世界を見つめる優しい心の具現化だ。
月の壺 の中のサボテンの強さと、見る人の心の中の猫の静けさ
穏やかな心地よさが浸透しますように。
ユン・ウニ Yoon Eun Ee
韓国の現代民画作家。
伝統民画の精神と造形を現代的な感性で再解釈し、「心の風景」や「癒し」をテーマに、人々の内なる感情と自然の調和を描く。
作品には韓国的な色彩美と詩的な静けさが共存し、観る者の心に穏やかな共感と温かさを呼び起こす。
リュウォン RYUWON
権瑠元はデザインを専攻し、長年「コミュニケーション」について考察してきました。
人と人の間に流れる言葉では説明しきれない感情や関係の微妙な緊張感を、猫という存在に投影して表現します。
自由でありながらも神秘的な猫の視線や仕草は、作家が向き合った感情の痕跡を繊細に捉え、静かに心に響くもう一つの言語として作用します。
猫は長年人間と共に暮らしてきた伴侶動物であり、神秘的で独立した存在として、芸術においてさまざまな象徴として登場してきました。
묘한세상: Timeless CATでは、猫を中心に据え、馴染みのある名画を猫の視点で再解釈したオマージュシリーズを展開します。芸術史の象徴的な場面に猫が自然に登場し、過去のイメージに新たな生命力を吹き込みます。
作家は猫を単なる動物のイメージではなく、女性の自我を投影する象徴として見ています。作品内の猫は時に主人公のように、時に背景の中で静かに視線を誘導する存在として描かれます。さらに、名画の中に巧みに挿入された現代的なオブジェは、日常と芸術、過去と現在が自然に交差する視覚的な遊びを生み、観覧者に「探す楽しさ」を提供します。
権瑠元の묘한세상は、親しみやすい猫という存在を通して、芸術の世界を軽やかで愉快に表現し、観覧者それぞれが芸術を見る視点に新たなひび割れや問いを生み出すことを期待しています。
馴染みの中の異質さ、そしてその境界で芽生える想像力の自由を、ぜひ作品で体験してください。
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