◎11月1日(日)~12月11日(金)
◎地階 食料品
シェフのこだわりをもっと深掘り
完成までに込められた思いや、素材の魅力を引き出す技など。
おいしさの裏側にある物語をご紹介。
2026年 博多阪急クリスマスケーキのテーマは
「聖なる夜は、五感を揺さぶるサプライズを。」
名門ホテルや地元人気パティスリーのシェフたちが仕掛ける、驚きと感動に満ちたクリエイションの秘密に迫ります。
― パティスリー一覧(目次) ―
熊本県産栗とカシスの鮮烈な酸味が織りなす、洗練されたハーモニー
『マロン・シンフォニー』 8,500円 博多阪急限定

Q. 今年のクリスマスケーキに込めたテーマ「サプライズ」についてお聞かせください。
A. 全体のデコレーションは、ゴールド、ホワイト、そしてシルバーをアクセントに取り入れ、華やかさと上品さを兼ね備えたホリデーシーズンの雰囲気を表現しています。
Q. 特にこだわった素材や組み合わせ(味の仕掛け)は何ですか?
A. 栗、ウイスキー、カシスといった季節感のある食材を使用し、味の相性にもこだわりました。また、このケーキは大きめのスポンジ、なめらかなクリーム、サクサクとした食感、そしてゼリーのような弾力のある食感など、さまざまな食感の組み合わせを楽しめるのが特徴です。
Q. ビジュアルやデザインで注目してほしいポイントは?
A. このケーキは、ホリデーシーズンならではの「再会」と「幸福」をテーマに、大切な方々と過ごす特別なひとときをイメージしてお作りしました。ご家族やご友人との温かなクリスマスのひとときを、より華やかに彩る存在となれば嬉しく思います。
和栗の甘みに効かせた野生杏と「西京味噌」の発酵が生むベストバランス
『マジコ』 4,860円 博多阪急限定

Q. 今年のクリスマスケーキに込めたテーマ「サプライズ」についてお聞かせください。
A. 誰が食べても素直に美味しいと思えるベースに、一つだけサプライズな深い余韻を残したい」と考えたのがきっかけです。和栗の甘みやバニラの香りに、バターと相性のいい日本の発酵の旨味(西京味噌)を隠し味として合わせたら面白いのではと直感しました。そこに野生杏子のキリッとした酸味を合わせることで、後味が重たくならず、最後まで気持ちよく食べられる構成にしています。
Q. 特にこだわった素材や組み合わせ(味の仕掛け)は何ですか?
A. 「味噌の味」を主張させるのではなく、あくまで「旨味と塩気の引き立て役」に徹させることですね。和栗の繊細な甘みやバニラの香りを邪魔しないよう、土台のガレット生地にだけ少量練り込んでいます。口の中で全部のパーツが合わさった時に、はじめて「なんだかすごくコクがあるな 懐かしいな」と感じてもらえるくらいの、絶妙な塩梅を意識しました。
Q. ネーミングや仕上げへの想いを教えてください。
A. 定番の切り株の形をしたシンプルな見た目ですが、一口食べるとバニラの泡のように軽いムース、甘酸っぱいブリュレ、香ばしい土台と、味の変化が次々にやってきます。その一連の体験がまるで「魔法」にかかったように楽しんでもらえたらいいなと思い、「マジコ(Magico)」と付けました。
アートな球体に閉じ込めた、豊かなムースとナッツの香ばしい余韻
『Baobab (バオバブ)』 5,800円 博多阪急限定

Q. 今年のクリスマスケーキに込めたテーマ「サプライズ」についてお聞かせください。
A. 「バオバブ」という名前の語源とされる、アラビア語の「多くの種を持つもの」という意味からイメージを膨らませました。球体をいくつも重ねることで、たくさんの種がケーキの上に散りばめられているような姿を表現しています。
Q. 特にこだわった素材や食感の仕掛けは何ですか?
A. マダガスカル産バニラのクリームの中心に、キャラメルやショコラ、フランボワーズなど様々な味わいを組み合わせています。バニラの豊かな香りを軸にそれぞれの素材の風味やナッツの食感が重なり、一つのケーキの中でいろいろな味わいを楽しめるように仕上げています。
Q. 読者の皆様へ注目してほしいポイントを教えてください。
A. 見た目のインパクトだけでなく、食べるところによって味の組み合わせが変わるところもこのケーキの面白いところです。バニラとキャラメル、バニラとフランボワーズ、そこにショコラが重なる部分など、ひと口ごとに違った表情を楽しめます。どこをカットするかによって変化する味わいも、ぜひ楽しんでいただきたいポイントです。
濃厚なヘーゼルナッツと濃密な「なると金時」が紡ぐ、伝統菓子の新境地
『サンマルク』 4,860円 博多阪急限定

Q. 今年のクリスマスケーキに込めたテーマ「サプライズ」についてお聞かせください。
A. 表面を焦がした(キャラメリゼ)スモーキーな香ばしさと、サツマイモのねっとりした甘さと、ヘーゼルナッツの香り高い風味の融合が楽しめます。
Q. 特にこだわった素材や味の重ね合わせについて教えてください。
A. サンマルクは砂糖を焦がした「香ばしさ」と「苦み」がポイント。表面を焦がす(キャラメリゼ)ことで「なると金時の甘さ」と「ヘーゼルナッツの風味」を引き立てます。バニラムースでこの3つの個性的な味をやさしくまとめています。
Q. どのようなクリスマスシーンで味わってほしいですか?
A. フランスを知る指導者に教授いただき伝統菓子の深みを知り、知識を高めて素材の性質を有効に使い、多くの経験値で形に出来る最高の逸品です。
