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江戸小紋 工房見学へ行ってきました☆ ~その1~

  • 更新日: 2019/3/24
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こんにちは、カジュアルきもの織季香です。

桜の開花が待ち遠しいこの頃。

織季香の江戸小紋の催しも、いよいよ今週末に迫ってきました。

「おしゃれきもの特別ご招待会~江戸小紋特集~」
3月30日(土)午前10時~午後7時
31日(日)午前10時~午後6時
13階 ダイヤモンドホールにて


本日はその江戸小紋を染める工房への訪問記です。
どういう過程を経て、精緻な江戸小紋が出来上がっているのか。
長いのでこれから数回に分けてのご紹介となりますが、
ご覧頂ければ幸いです。


先日、東京都板橋区、隅田川の上流 荒川のほど近くに工房を構える江戸小紋染めの「小林染芸」さんへお伺いしました。
折角なので江戸小紋を着て行きたかったのですが、雨模様の為お洋服で。

織季香で扱わせていただいている
手染の江戸小紋は、こちらの工房のお品。
お父様の代の昭和52年に練馬からこの地へ工房を構えて、
現在は息子さんの義一先生・福司先生兄弟がそれぞれ江戸小紋師として製作をされています。

織季香でのお品はお兄様の
「小林 義一(よしかず)」先生の染めの物。
義一先生は平成13年に、最年少で日本工芸会正会員になられた、高い技術をお持ちの方です。
この日は、弟さんの福司先生にご案内いただきご説明してもらいました。

ご自宅兼工房になっており
玄関をあがるとすぐ奥が染めの作業場。

全て先代の小林茂徳先生の身長に合わせて作ったサイズの為、
天井の高さなどは現在の両先生には少し低い造りだとか。

入ってすぐに目に飛びこんでくるのは、染める際の貼り台であるもみの木の一枚板。
長さ約7mあり、
工房も奥に広い造りです。
天井にも沢山の板が並んでいます。

もみの木は反りが少なく、反物を貼った際の狂いが少ないのだそう。
柾目を使うので、素材となる木は
この板の幅以上の半径を持つ巨木に限られてしまう為、
板の素材も貴重なものとなっています。

この日は残念ながら染めの作業はちょうどひと段落したところだったので、
最初にDVDで江戸小紋の全工程を拝見。
※こちらのDVDは現在織季香店頭や、今週末の催しの会場でご覧いただけます。


その後まずは型紙を見せていただきました。
細かな柄の為、型紙の柄を拝見する際もルーペで見ていきます。

型紙自体も長くて数十センチと、大きい物ではありません。

これを、柄を合わせつつずらしながら糊を置き
12mを超える反物を染めるとは。
本当に細かい作業に改めて驚きます。

江戸時代の武士の裃が由来の江戸小紋は、
幕府により贅沢な装いが禁止されたことで、より細かな柄へと発展していき、遠目からでは無地に見えるような柄の精緻さに磨きがかかっていきます。
参勤交代の際にまとう裃も藩ごとに「定め柄」といわれる決まった柄も出来、各藩で競い合うように細かな柄が発展していきました。


江戸小紋の「江戸」は東京の江戸ではなく「江戸時代」が所以です。
現在、江戸小紋を含め東京で染められる伝統の小紋染は、総じて「東京染小紋」という呼称が使われています。


染めに使う型紙は、主に三重県の白子で専門の職人の手により作られます。
美濃和紙を、繊維の方向を変え数枚重ねた物に、
柿渋の液を塗りコーティングして1枚の型地紙を作り
その紙に専用の彫刻刀で柄を彫っていきます。


本日は一先ずここまで。
次回は、彫の技法のお話しに続きます。

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