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江戸小紋 工房見学へ行ってきました☆~その4~

  • 更新日: 2019/3/27
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◎11階 織季香
江戸小紋 工房訪問記4

小林染芸さんの訪問記、いよいよ最後です。
染め場の奥にある、作業場へ

ここでは、染めた反物の水洗い(みずもと)や、蒸しの作業等の染めの最終工程と
防染糊や染料の配合などの、染めの下準備などを行います。

右側に見えるのが糊を落とす水槽。
段階を踏んで槽を変えていきます。

左側が糊や反物を蒸す為の蒸し箱です。
ここに入れ、高温で蒸すことにより、染料を定着させます。

この中に2段に分けて入れて蒸す為、蒸気が均一回るように床板には穴があけてあり、簀の子状になっています。
染料や色糊の配合から染め、蒸しと仕上げの作業まで、小林染芸さんは一貫してされていて、
ほぼ全ての作業を自社で完結できるところは少ないのだそうです。

かつては十数社あった糊の専門業者も現在は激減。「今はまだ業者から買えていますが、その内糊自体
も自分たちで作らないといけない日がくるかも。」と仰っていました。

糊を袋に入れ絞ったり、反物の脱水用の機械も、先代の時の特注品。
この機械の修理なども、自分達でされています。

道具のメンテナンスから、材料の手配など、染めの作業以外も
かつては専門の職人・業種がいた分野がどんどん少なくなり、多岐にわたりやらないといけない状況は、
以前、織の産地の米沢を訪れた際にも伺った、作り手さんの置かれた現状です。

こちらは、反物を染める染料の棚。
小林染芸さんは色の出し方もこだわりを持って研究し、良い染料を選んで使っている。とおっしゃっていました。
かつての自然染料から化学染料に変わった事で、退色のしにくさや堅牢度も高くなり、
また配分をしっかり計量することで、色の発色を安定してだせるようになったのだそう。

先代の時からの色の配合を書き記した台帳です。

安定した発色を目指し、細かな配合を工夫した創意工夫の跡が、
財産となり現在に至っています。

これだけ細かな配合データを基に染めても、その日の気候などで若干の違いがあるため、微調整を行って染めて行きます。

経験と歴史に裏打ちされた質に
型作りから、染めまで職人の技術が加わり、江戸小紋が出来上がってくるんですね。

急なお願いにとても丁寧にご説明いただき、
江戸小紋の魅力と価値を改めて感じさせていただけた訪問でした。

4回に分けたレポートもこれで終わりです。
ご覧いただき、ありがとうございました!

今週末の催しの際にはこうやって作られた小林染芸さんの江戸小紋が多数
13階ダイヤモンドホールに揃います。
ぜひ、実際のお品を見にいらしてくださいね。

「特別ご招待会~江戸小紋特集~」
3月30日(土)午前10時~午後7時
31日(日)午前10時~午後6時
13階 ダイヤモンドホール

今回は訪問記として、工房の様子や伺ったお話しをメインにご紹介しましたが
江戸小紋の出来るまでの工程などは、店頭や会場でDVDをご覧いただけます。
皆様のご来場、お待ちしております。
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