『胡蝶履(こちょうばき)』とは、神田胡蝶が製造・販売している草履の中でも、「左右の決まった草履」のことです。
草履といえば楕円形で、小判型といわれるものが主流です。かつては左右を入れ替えて履くことで底やカカトの減りを均等にするともいわれました。
胡蝶履は、入れ替えて履くことはできません。靴と同じように足の形に作られているからです。内側は真直ぐに近い緩いカーブ、外側は足の外形に沿うようなカーブを描きます。
また花緒をすげる時の穴の位置も、微妙な配置となっていて、
前ツボと呼ばれる足の親指と人差し指で挟む部分は、中央よりやや内側。花緒の端は、外側がカカト寄りに少し低めの位置。
足の形状や歩くときの重心の移動を考えたものなのです。
神田胡蝶のパンフレットに載っている胡蝶履の説明です。
台の形を変えること、花緒を通す位置を工夫することで、履きやすく美しい履き姿を得られる胡蝶履。
来る2025年は大阪で万博が開催される予定ですが、
1970年に大阪で万国博覧会が開催された時に、日本のパビリオンの和服コンパニオンの履き物として神田胡蝶の草履が採用され、胡蝶履が考案されたという歴史があります。
また何かご縁があると嬉しいものです。
草履を脱いだ時も、つま先が閉じて見えるため、お行儀よく美しく見える胡蝶履。
試し履きもご用意しておりますので、ぜひ体験なさってください。
また阪急百貨店では、ご来店いただかずに商品の購入ができる
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