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『Les Chemins de L’amour(愛の小径)』 2014年 アクリル、キャンバス 227.3×648.4cm(P150号 4点組) 高松赤十字病院西玄関 廊下壁画 原画
こちらは、2014年に香川県庁舎の隣にある高松赤十字病院の西玄関の廊下に制作された、幅約6m、高さ約2.2mの大きな壁画の元になったキャンバス画です。
ホスピタル・アートにとって大切なことは、展示される“場所”との関係です。
今回の場合、西玄関の廊下は、正面玄関へ続く道なので通行者が多く、年齢も症状も様々でした。
山本さんは、毎日通る人の心をやわらげるBGMのような絵にしたいと考えました。さらに、瀬戸内海に囲まれた立地を考慮し、『海へと続く小径には~』で始まるフランスの歌曲『愛の小径』をモチーフに、高松から見える瀬戸内の島々と名産“オリーブ”を描き加えてこの作品を完成されました。
制作のようす
ホスピタル・アートを公開制作されるのは、この時が初めてだったそうです。
病院の関係者だけでなく、車椅子の患者さんや、近所の工業高校の生徒さんまで見にこられ、山本さんは非常に力をもらったそうです。