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人間工学に基づいたデザインで手にフィットするサイズのM型フィルムカメラは、多くの写真家に愛されており、M型デジタルカメラでも同サイズへの改良の要望が数多く寄せられていました。「ライカM10」は、トップカバーの奥行きが現行のデジタルM型カメラの「ライカM(Typ240)」よりも4mmほど薄い33.75mmと、これまでのM型デジタルカメラの中では最もスリムなフォルムです。
背面のボタンが「プレイ」、「ライブビュー」、「メニュー」の3つに絞られ、より直感的な操作が可能になりました。「ライカM10」で最も目立つ特長のひとつが、トップカバーに設けられたISOクリックダイヤルです。このダイヤルの設置により、写真撮影に必要な基本的な要素をメニュー画面を呼び出すことなく設定できるようになりました。そして、M型カメラとして初めてWi-Fi機能を内蔵しています。
さらに、レンジファインダーの視界を30%広げ、ファインダー倍率を0.73に引き上げたほか、アイレリーフ(接眼レンズから目までの距離)も50%大きく広げ、撮影者が眼鏡をかけていてもビューファインダーを使用しやすくなりました。
2400万画素のフルサイズCMOSセンサーは「ライカM10」のために新しく開発されたものであり、イメージプロセッサーは最新世代の「LEICA MAESTROⅡ」を採用しています。このふたつの組み合わせにより、卓越した描写力の写真撮影が可能になりました。また、2GBのバッファーメモリーを搭載することにより、最高5コマ/秒の高速連写を実現しています。