英国フェア2021

私とスコットランドを
                        つなぐ宝物

Vol.12021.8.18㊌更新

テイラー「ヒトミ キルトメーカー」
キルト作家 野村瞳

スコティッシュ・タータンに惹かれて、
スコットランドの首都エディンバラに移住。
“この文化を日本に持って帰りたい”という
思いから、キルト作家への道を歩んだ
野村瞳が大切にする“宝物”を語ります。

スコットランドに恋に落ちた、
運命の出会い。

ある年訪れた英国旅行をきっかけに
その魅力にどっぷりハマり、
一時は日常生活が軽く乱れるほどのめり込みました。

仕事を終えるとそのまま最寄りの図書館に向かい、
『イギリス』で検索をかけては、
歴史、階級社会、文化、食習慣などの本を
手当たり次第に読む日々…。

その中の一冊に、
スコットランド人が各家庭に
ファミリー・タータンを持っていること、
それを彼らはアイデンティティとしていること
が書かれていました。
静寂な図書館で、
ビビビっと私の頭に雷が落ちた気がしたんです。

スコットランドはなんて面白い国なんだろう!
ひと家族にひとタータンって、
なんてクールでおしゃれなんだろう!

スコットランドに完全に恋に落ちた私。
その後の検索ワードは、
『スコットランド、タータン』に変わりました。

ホストファミリーの
贈り物が
私のお気に入りタータンに。

スコットランドで生活を始めた当初、
エディンバラ市内のホストファミリーに
しばらくお世話になりました。

このファミリーが本当にあたたかくて、
“ザ・スコットランド”なことは
すべて彼らから教わりました。

ホストファミリー宅を出て、次の滞在先の
シェアフラットに移る際、家族が
“ロバートソン・タータン”のカシミヤスカーフを
プレゼントしてくれました。

これがとっても可愛いうえに、
ものすごく重宝したんです。
1年を通して基本的にいつも寒い
スコットランドでは、スカーフは欠かせません。

2年間の滞在中、9割はこのスカーフを
身に着けていたと思います。
ホストファミリーはたまたま私に
ロバートソン・タータンを選んでくれたのですが、

今となっては、
ロバートソン・タータンが私のお気に入りです。

スコットランドを想い、
タータンとともに、
暮らしていく

スコットランドから帰国後、
日本でキルト作りを始めました。
伝統衣装のキルトは全工程を
手縫いで仕上げるため、とても根気のいる仕事。

その中でひと息つく時に
欠かせないのは、やっぱり紅茶。
ちなみに私は、真冬も真夏も
アールグレイのストレート、ホット、一択です。

そんなティータイムひとつにしても、
スコットランドでの生活、人との出会い、
経験したことのすべてが、
間違いなく私の人生を豊かにしてくれています。

だからこそスコットランドを想い、
コーディネートのどこかに
タータンを取り入れたり、
スコットランドのピンバッジを身に着けたり、
部屋にスコットランドの国花
“あざみ”を飾ったりしています。

スコットランドでのキルト修業から
5年が経ちましたが、帰国して今もこうやって
スコットランドタータンの
そばにいることができて幸せです。 

そんな私が感じてきたスコットランド、
そしてタータンの魅力を
会場でお届けしたいと思います。
みなさんにお会いできるのを楽しみにしています!

テイラー
「ヒトミ キルトメーカー」
キルト作家 野村瞳

エディンバラのキルトメーカー「ScotClans」でキルトの伝統的な手縫い縫製を学び、2019年に帰国。スコットランド伝統のタータンを扱うテイラー「ヒトミ キルトメーカー」を立ち上げる。タータン・キルトを通してスコットランドの魅力をより多くの方へお届けするため活動中。