京都府で唯一の村・南山城村は、お茶の名産地として年間約3,000tのお茶を生産し、府内第2位の生産量を誇る。さらに宇治茶の京都府内生産量の約3割が南山城村で栽培されており、京都には欠かせない存在だ。このお茶の村に2017年、“道の駅”がオープンした。 「ゼロの状態から、村の皆さんと共に、道の駅をつくることができたのは貴重な経験でした」と、ブランディングから商品企画、運営まで携わった森本健次さんと田邊祐介さん。今回はおふたりに道の駅を作るにあたり大切にしたこと、村民と心をひとつに取り組んだ施策について伺った。

【目次】

1.道の駅から始まる“村ブランディング”

2017年にオープンした道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村

2017年にオープンした
道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村

「当初は『村を盛り上げたい』という想いから、道の駅をつくることを考えていました。しかし、せっかくなら村民が作る地域産物を販売したり、オリジナル商品をつくり“南山城村ブランド”を発信できるような場所にするべきだと考えました」。森本さんと田邊さんはスタート時の想いを話してくれた。当時、地元の農家の方の中には、自身が作る野菜や果物を、どこで、どのように売ればいいのか、悩む方が少なくなかったという。「『道の駅を活用することで、この課題を解決できるのでは』と思い、オープンに向けて取組みを始めました」。

2.運営者と生産者がひとつに。発展していく道の駅

道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村運営者の森本健次さん

道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村
運営者の森本健次さん

森本さんと田邊さんは道の駅をつくるにあたり、ワークショップなどを行いながら“自分たちは村のために何ができるのか”という根底の部分から考えたという。時間をかけてじっくり思案した甲斐もあり、ふたりの想いに共感し、協力してくれる村民も少しずつ増えてきた。 「道の駅の立ち上げ当初は、『今の商流が崩れてしまうのではないか』と反発の声もありました。しかし、私たちの想いや未来像をしっかり説明することで、村に住む方々の不安は解消され、協力してくれるようになりました」。

3.“南山城村”らしさを商品にこめて

お茶を知り尽くした茶農家が作る“みなみやましろ紅茶”

お茶を知り尽くした茶農家が作る
“みなみやましろ紅茶”

上質な抹茶をたっぷり練りこんだ、とろっと濃厚な“むらちゃプリン”

上質な抹茶をたっぷり練りこんだ、
とろっと濃厚な“むらちゃプリン”

取組みの結果、生産者が農作物の品質に今まで以上に気を配ったり、率先してパッケージを改良するなど、良い変化が起きたという。また、道の駅では、南山城村産の茶葉を“シングルオリジン(単一生産者の単一茶葉)”として販売したり、 抹茶のプリンやパウンドケーキなどオリジナル商品を開発し、『南山城村のお茶』をアピールしている。「抹茶スイーツには、春摘みの“おくみどり”という茶葉を使っています。色鮮やかな緑色に仕上がり、見た目も楽しめる一品です」。香り高くほろ苦い南山城村のお茶とスイーツで、ぜひ優雅なひとときを。

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