「漁業就業支援フェア」に参加して、大阪府の南部、岬町の深日漁業協同組合と出逢った近藤知希さん。教師から転身、2年の研修を経て、独立。自身の船で漁に出ている。魚を獲ることはもちろん、深日漁港の魚の付加価値をあげることも大切だと考えて、立ち寄った阪急うめだ本店の鮮魚売場の担当者に直接売り込むなど、パワフルに行動。寿司が広く世界で知られるようになり、魚の需要の高まりを感じ、質をあげる加工や育てる漁業、流通革命にも取り組みたいと未来に意欲満々だ。

【目次】

1.漁師になりたいと「漁業就業支援フェア」に参加

深日漁業協同組合 近藤知希さん

深日漁業協同組合 近藤知希さん

滋賀県で保健体育の教師をしていた近藤知希さん。趣味の釣りに出かけて自然に包まれる心地よさを改めて感じるようになり、自然の中で仕事がしたい、漁師になりたいと強く思うようになりました。とはいえ、どうしたら漁師になれるのか、聞ける人もいない中『漁師.jp』というサイトで「漁業就業支援フェア」があるのを発見。新人漁師を募集している漁協や漁業団体と直接話ができるイベントで、深日漁業協同組合の方の話を聞いて、これならやれそう!と転身。

2.深日漁港の魚の付加価値をあげることも漁師の仕事

1年を通じて味が変わらない魚“ガシラ”

1年を通じて味が変わらない魚“ガシラ”
煮付け、唐揚げなどがおすすめ

漁協の組合長を筆頭に師匠やほかのメンバーによる親身な指導で、2年の研修を経て独立した近藤さん。魚を獲ることはもちろん、付加価値をあげる方法を考えることも仕事と捉えている。たまたま立ち寄った阪急うめだ本店の鮮魚売場で、自分の魚はここで売れるクオリティーであることを確信し、売らせてほしいと担当者に直談判。思い切った行動で今回の出店が実現しただけではなく、百貨店で販売したという実績が深日漁港の魚の付加価値をあげ、漁師仲間の自信にもつながると考えたのだ。

3.漁業の未来を変えたい、仲間と変えていきたい

独立して手に入れた近藤さんの船
こども達に魚好きになってほしいとお子さまの名前が

世界で寿司が知られるようになり、鮮魚の需要の高まりを感じている近藤さん。だからこそ、獲るだけではなく育てる漁業、養殖や新鮮な状態で届けるための流通改革、質を上げるための加工などにも取り組みたいと意欲満々。地元のメンバーや異業種から漁業に参入したメンバーとアイデアを出しあって漁業の未来を日々考えている。