八谷真弓日本画展
―うつろいゆく時―

「薄暮」
(10号P)
佐賀県に生まれた八谷真弓は佐賀大学在学中、院展入選や学長賞など優秀な成績を残し、東京藝術大学大学院第二研究室に進みます。大学院修了後は佐賀県に戻り、美しい自然に囲まれた里山と共に過ごしますが、以前に訪れたヨーロッパの歴史や文化、時間の経過を感じることで新しい制作の契機としています。本展では“うつろいゆく時”をテーマに、自然と歴史という2つの時間の流れを体感しながら、記憶の中で醸成された心象を探り、交互に感じながら制作した新作を中心に20余点を展覧します。