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健やかな成長を見守る節句の人形
「作陶50年記念 森 翠風 木彫展」


アートを楽しむ毎日

  • 更新日: 2013/2/24
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きりりとした武者姿の童子をみつけました。


「初陣」 高さ27cm

金の兜。まるまるとした顔。勇ましいいでたちが眩しい武者姿です。昔は武家に男の子が誕生すると、その子が初陣を飾るための兜を新調したことが今の五月人形飾りの由来になっているとか。


菖蒲の掛軸と取り合わせ、床の間に飾ると、もう五月の風が吹いてくるようです。
こちらは作彫50年を迎える京都の木彫人形師、森 翠風(もり すいふう)氏の作品です。翠風氏は父の晃堂氏に師事。仏像彫刻からはじまる伝統の技と心が受け継がれています。木はすべて木曽ヒノキを素材とし、一刀彫に似た丸彫りの技法。人形の顔には木の柾目を出すのが特長です。彩色は水干(すいひ)絵の具が用いられ、兜など金の部分は、まず胡粉(ごふん)を塗って厚みを出してから金箔を貼る盛り上げ技法が駆使されています。


「桃太郎」 高さ21cm


「瓢箪童子」 高さ22cm

木目が細かくきれいにそろっているのが見えるでしょうか。見事ですね。


「立雛」 高さ12.2cm(台込み)

京都で生まれ育った翠風氏の京人形はみやびで気品のある面持ちです。京のお雛様は向かって右がお内裏様だそう。


「内裏雛」 高さ8.6cm(台込み)

飾っておくとヒノキの作品からは良い香りがしてきます。また、十年、二十年とたつ内に、経年変化で飴色に“色が乗ってくる”そうです。
親から子、子から孫へと、何十年も受け継ぎ、楽しめる人形。昔も今も変わらぬ伝統の技と心がこどもの健やかな成長を見守ってくれそうです。

■作陶50年記念 森 翠風 木彫展
◎阪神梅田本店 9階 美術工芸サロン
◎2013年2月26日(火)まで
※催し最終日は午後5時終了



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