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“METRO WHITE”現代アート展 ~若手現代美術作家のご紹介~

  • 更新日: 2016/1/13
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◎1月13日(水)~2月23日(火)  
◎1階 イベントスペース / 各階 展示スペース
阪急メンズ大阪が提案する“METRO WHITE”をひとつのテーマとし、現代アート作品を皆様にご紹介する趣旨のもと企画されました『“METRO WHITE”現代アート展』。

展覧会内容は以下のブログをご覧ください。
▼“METRO WHITE”現代アート展 ~イベント概要のご案内~

このブログでは、今回のアート展に参加している若手現代美術作家5名の作品とプロフィールをご紹介いたします。

大屋 和代
Kazuyo Oya


様々な素材を横断的に扱いながら、一貫した世界観を表現している大屋和代さんは、大阪在住の現代美術作家です。
大学時代は金属を主に用いた彫刻作品を制作されていましたが、近年は紙や蜜蝋を主たる素材として制作された作品を発表されています。彼女の作品でまず最初に注目すべき点は、そのアイデアの端緒が非常に鋭敏な日常へのまなざしに根ざしているということ。作品にて扱う素材の表情や特性を深く理解し、またその可能性を拡張していくような制作の過程は、ある意味ではまず素材との対話からはじまっていると言えるかもしれません。
素材と作家のやりとり、その" 行い" が痕跡として残っていくという彼女の根本的なコンセプトは、たしかな実感をともなった作品へと昇華されているでしょう。また、どこか独特な" 静けさ" を感じさせる世界観は、日々の風情や風韻を" あはれ" と呼んだ日本の精神性と深く繋がっているに違いありません。

1983 年生まれ、大阪在住
2006 年 カリフォルニア芸術大学 留学
2007 年 大阪芸術大学 芸術学部 美術学科 彫刻コース 卒業

- 主な展覧会-
2014 年 個展 / ギャラリー椿GT2(東京)
2013 年 個展 / ギャラリー301(神戸)
2012 年 個展 / ギャラリーモーニング(京都)
2011 年「Art Osaka」 / ホテルグランヴィア大阪(大阪)
2009 年「佐野ルネッサンス鋳金展」 / 佐野市文化会館(栃木)

松見 拓也
Takuya Matsumi


今回取り上げている五名の作家の中でも、最も一般的に馴染みがありそうな技法である" 写真" を表現の中心に据えているのが松見拓也さん。百年程前から美術の文脈にも写真は登場し、特に現代においては多くの思想に影響を与えるなど、とても重要な媒体のひとつになっています。
松見さんの写真は常に多面的な特徴をもち、様々なシーン・主題が個別の一枚一枚から感じられます。それはつまり、反射神経的にカメラで世界と対応しているということ。一貫した立場から世界を眺めているのではなく、瞬発力をともなった視線でもって世界の移り変わる様相を把握しているようにさえ感じられます。それは、彼が"contact Gonzo" と呼ばれる身体表現のグループに所属している経験も、少なからず影響しているでしょう。
そしてまた、" 写真" 自体をひとつの素材としてとても自由に扱うことも彼の活動における特徴と言えます。それは写真が身近で手軽になりつつあった転換期を生きてきた作家だからこそ、獲得しえた身軽さに違いありません。

1986 年生まれ、京都在住。
2007 年 美容師免許取得
2010 年 contact Gonzo に加入|NAZE とともに犯罪ボーイズを結成
2012 年 京都精華大学デザイン学部グラフィックデザインコース卒業

- 主な展覧会-
2015 年「ALL NIGHT HAPS [DEMO]」 / HAPS(京都)
2015 年「KASET」 / hinemos(大阪)
2013 年「AT PAPER. EXHIBITION "09″」 / HOTEL ANTEROOM Gallery9.5(京都)
2012 年「松見拓也|写真展」 / gallery PARC(京都)

國政 サトシ
Satoshi Kunimasa


結束バンド(インシュロック)や洗濯ばさみ、ロープやホースといった日用品を素材として扱った作品を発表されいているのは、京都在住の現代美術作家・國政サトシさん。
精華大学卒業後、京都市立芸術大学大学院まで染織を専攻し、現在発表されている作品も現代的な染織作品と呼べるでしょう。彼の作品で扱われているカラフルな結束バンドは、化学繊維用の染料を用いて染められており、また作品を形作る方法においても、「素材と素材を結び付ける」という" 織り"の技法が取り入れられています。
私たちも普段日常的にふれている日用品が、彼の作品の中では全く違う一面を見せてくれるでしょう。そういった発想をもとにした作品群もまた、現代美術のシーンではとても大切な一翼を担っています。彼の新鮮な発想による作品たちも、私たちの日常の見え方をちょっと変えてくれるはず。そして何より、純粋な" おどろき" や" おもしろさ" を軽やかに提示している点こそ、彼の作品がもつ大きな魅力と言えるでしょう。

1986 年生まれ、京都在住
2008 年 ロンドン留学
2010 年 京都精華大学芸術学部デザイン科テキスタイルデザイン 卒業
2012 年 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程工芸専攻染織 修了

- 主な展覧会-
2015 年「スライドスライド」 / ギャラリー恵風(京都)
2014 年「まよわないために ~ not to stray ~」 / the three konohana(大阪)
2013 年「線を辿る」 / kara-s ギャラリー(京都)
2012 年「HANARART2012」 / 三輪エリア・池田家(奈良)
2012 年「ARTCOURT FRONTIER#10 2012」 / ARTCOURT ギャラリー(大阪

わにぶち みき
Miki Wanibuchi


色を多層的に塗り重ね、最後は白で覆い隠すという独特な技法で作品を制作されているのが、大阪在住の作家・わにぶちみきさん。近畿大学の芸術学科で絵画を専攻し、主に風景画を描かれていました。現在の作風も、実は限りなく風景画に近い発想で制作されています。
ある風景を撮影し、その風景を構成している色を抽出するところから、彼女の制作は出発しています。たくさんの色を幾層にも塗り重ねる行為は、風景を抽象化させていく過程ともいえるでしょう。ある風景を再現するのではなく、あくまでも" 表現" するということ。また、たくさんの" 色" の最後に白を塗り重ねることで、鑑賞者に大いなる想像をうながす余地が与えられていることも、大きな特徴のひとつでしょう。
風景を描くという行為は、はるか遠くラスコーやアルタミラの壁画から現代まで続けられてきました。彼女が描く新しい風景画は、洗練されつつも表面のやさしい質感もあいまって他者を受け入れるようなあたたかみを湛えています。

1981 年生まれ、大阪在住。
2012 年 英国ボーンマス芸術大学大学院美術修士課程 修了
2004 年 近畿大学文芸学部芸術学科造形美術専攻 卒業
第27 回ホルベイン・スカラシップ奨学生(2012-2013)

- 主な展覧会-
2015 年「Beyond」 / CHA no MA / TOKO no MA(大阪)
2015 年「Styling Art Exhibition “Esprit Dandyism”」 / 阪急メンズ大阪
2014 年「Touch the boundary」 / Contemporary Art Gallery Zone(大阪)
2013 年「Touch」 / gallery CLASS(奈良)
2012 年「BOUNDARY LINE」 / AUCB Studio5(イギリス)

神馬 啓佑
Keisuke Jimba


様々な技法がひしめきあっている現代美術界でも、いまだ絵画というジャンルは非常に重要な位置を占めています。研究や批評が最も成熟している分野とも呼べるでしょう。神馬啓佑さんは、そういった美術の本流である絵画を一貫して作家活動の主軸に置き、京都にて制作を続けています。
彼の作品は、一見すると不可解なモチーフが描かれています。「一体これはどういうことだろう?」というとても率直な第一印象は、言いかえるとインパクトがとても大きな作品であるということ。彼の作品は、言葉の意味やイメージが他者と共有する際にズレを生んでしまう状況などをモチーフとしていますが、そういった難解なコンセプトを最終的にポップな視覚効果で描いている点も魅力のひとつでしょう。
また、彼の作品の特徴でもある画面全体に光沢を持たせた仕上がりは、まるでファッション雑誌やディスプレイといった、私たちが普段目にしている平面媒体のよう。現代的な感性で" 絵画" そのものを再解釈するような彼の表現は、とても着実な力強さを感じさせます。

1985 年生まれ、京都在住。
2009 年 京都造形芸術大学 美術工芸学科 洋画コース 卒業
2011 年 京都造形芸術大学大学院 芸術研究科表現専攻 修了

- 主な展覧会-
2015 年「塑性について」 / N-MARK B1(愛知)
2015 年「Before Night Falls 夜になるまえに」 / ARTZONE(京都)
2015 年「あれからの、未来の途中」 / ギャラリー @KCUA( 京都)
2011 年「tabula」 / island MEDIUM(東京)
2010 年「bodyとlanguage」 / galleryRAKU(京都)

ぜひ、この機会にお立ち寄りくださいませ。


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