一般的にジャケットなら左側内ポケットに、パンツなら右後ろのポケット内、といった具合に縫い付けてある表示こそが「品質表示」です。
取り付けてある場所は様々ですが、日本で販売されている衣料品には必ず付いています。
消費者庁が定めた家庭用品品質表示法に基づき、消費者のみなさまが安心してお買物をしていただく為に必要な表示だからです。
では、紳士服の中で最もポピュラーなワイシャツを例に見てみましょう。
【洗濯絵表示】(上二段)
①洗い方 (上段左)
液温、洗濯機の水流力、手洗い、着け置き洗いなど、洗い方について絵で表示されています。
②塩素漂白 (上段中)
塩素系漂白剤による漂白が可能か不可能かを三角フラスコで表示。
③アイロンのかけ方(上段右)
アイロンの設定温度、当て布の使用・不使用を表示。
④ドライクリーニング
ドライクリーニングの可否と使用する溶剤の種別を表示。
※画像には記載がありません
⑤絞り方
手絞りの強さ、遠心脱水の時間が表示。
※画像には記載がありません
⑥干し方(二段目左)
つり干しか平干し、日向か日陰を表示。
【注意書き】(中央4行)
注意書きは必ず読んでください。 これを読まずに洗濯すると、大切な衣類が台無しになる恐れがあります。 要チェックです!!
【混用率表示】(注意書きの下)
使用している繊維が製品全体に対してどれくらいの割合であるかを、パーセント(%)で表示しています。
【生産国】(下段)
生産国を表示。
例えば生地がイタリア、縫製・検品を日本で行なった場合は「JAPAN」「日本製」の表示になります。
いかがでしょう。
今回は身近な例から解説いたしました。 知ってるようで知らない、奥の深い品質表示。
是非お手持ちのワードローブを確認してみて下さい。
「品質表示の見方」(その2)では、もう少し掘り下げて解説致します。 お楽しみに!
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2022/07/06 更新