帽子にも、『持ち方とエチケット』があるのをご存知でしょうか?
国旗掲揚や国家斉唱などのセレモニー時には、一色 昭男氏が写真で帽子を支え持っているような風景をご覧になった方も多いのでは。
これは、『エチケットポーズ』といって決まったポーズだからなのです。
このポーズのあと帽子のツバの部分を持ち、会釈するように帽子を迎えにいって両手でかぶるのが正式な着用方法です。 帽子のかぶり方は前回のブログでもご紹介したように水平に真直ぐかぶることが基本となっています。
かぶり方をマスターしたら、次は帽子を上手に選ぶコツを。 ポイントは自分の体型や顔の形と似た帽子を選ぶこと。
例えば・・・・、エラの張った四角い顔の方は四角い帽子を、ほっぺのふくらんだ丸い顔の方なら丸い帽子を、大柄な方はつばの広い帽子を、小さな方は小ぶりな帽子を、というふうに選んでみると上手く選べます。
「初めての帽子は無難な無地がオススメ。 そんな中でも黒があわせやすいですよ」と、一色氏は語ります。 なぜなら日本人の場合は髪の毛が黒色というのがひとつ。 次に、黒の靴を履いている方が多いからだそう。
コーディネートのコツは帽子と靴の色をあわせるように、装いにおける他のアイテムの色を帽子で「拾う」ようにするとコーディネート全体に統一感が生まれてきます。
次にお手入れ方法です。
フェルトには毛の流れがあるため、それに沿ってブラッシングします。 ほとんどの帽子は時計と反対側の向きです。
夏物素材であるパナマ帽などは汗が気になるところ。
帽子の内側についている汗取りテープの汚れは裏に乾いたタオルを当て、薄めた中性洗剤を浸したタオルで表からたたいて下さい。汚れを裏のタオルに移すように落とします。 本体が濡れないように気をつけて汚れを落とし、最後に濡れタオルで洗剤を拭い取ります。
その後は型崩れしないようにザルなどの裏に乗せて陰干ししてください。
上の写真のような帽子専用のブラシもあります。
ちょうど帽子にフィットするようにアーチがついていてとても便利です。
お手入れの基本は、まずホコリを落とす。次にきっちり乾燥させることです。 夏物などの天然素材は、シーズンオフには帽子の内側から霧吹きをかけ湿気と水分を含ませてからしっかり乾燥させることが重要です。
最後にこちらの写真。
一体何のために使う道具だと思いますか?
実は・・・・、これは帽子のサイズを測るための道具なのです。 帽子をカッコよく着こなすためにはジャストサイズが一番! 自分のサイズを知って、どんどん帽子をトライしていただけたら・・・と思います。
これからは自分のサイズや自分に合ったデザインと、帽子の簡単なお手入れでお気に入りの帽子を取り入れてみませんか?
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