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WHAT’S “OISHII” ? 01.

RIHO YOSHIOKA

2019.9.19

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言葉に敏感な業界人や若者の間で使われはじめ、今ではすっかり全国的に浸透したワード“OISHII”。“旨味がある”が転じて“都合が良い”となり、今では様々な場面におけるポジティブな表現に用いられるようになった。この連載「WHAT’S “OISHII”」では、ファッション・ビューティ・ライフスタイル・音楽・アート・文芸・芸能・エンターテインメントそして、食まで、あらゆるジャンルの中から毎回ひとりの“OISHII”=輝いている人をピックアップ。インタビューを通してその魅力の源に迫る。

記念すべき第一回目のゲストは、若き演技派女優として注目されている吉岡里帆さん。清楚で透明感ある美貌の持ち主ながら、その内側には今にも爆発せんばかりの熱き魂を秘めている。1993年生まれの26歳。学生時代に演技の魅力にとりつかれた彼女は、バイトをして貯めたお金で自宅の京都と東京の養成所を往復。さらなる高みを目指して自ら事務所の門を叩いた情熱の塊である。女優の道を本格的に歩みはじめ、徐々に頭角を現すが、2015年のNHK連続テレビ小説『あさが来た』ではヒロインのオーディションを受けて最終選考まで残るも選ばれず。しかしその情熱は制作サイドの心を動かし、後半からヒロインの意志を受け継ぐ重要な役どころでのレギュラー出演を手にした。それを機に話題の映画やドラマに次々と出演。コメディエンヌから優等生、魔性の女、ひたむきな少女、自分に自信の持てないネガティブガールまで、振り幅の広い役柄を見事に演じ分ける彼女は、同世代の俳優の中でも頭ひとつ抜きん出た存在だ。ラジオのパーソナリティやバラエティ番組への出演でも、気さくなキャラクターで新たなファンの心を掴んでいる。9月20日には、最新作にして2作目の主演映画となる『見えない目撃者』の公開が控え、ますます注目度は上昇中。
ファッションアイコンとしても人気を集める旬な女優が、今一番“OISHII”と思うことは?



Q:映画『見えない目撃者』がいよいよはじまります。

A:笑顔を一切封印してシリアスに徹したのは、ある意味初めての経験でした。今回私が演じたのは、とある事故をきっかけに視力を失った女性。実際の撮影期間は2か月ほどでしたが、準備期間を2か月半ほどいただけたので、実際に視覚障害を持った方々にお話を聞き、勉強を重ねて演技に臨みました。どうすれば“見えない”という状態を自然に伝えられるか?歩く時、階段を上る時、手の動きは、足の運びは?と日常的な動作や何気ない仕草こそ、リアルでナチュラルに見えるようにと常に意識していましたね。

Q:撮影中、最も気を遣ったことは?

A:特に目線の運びには細心の注意を払っていました。目線の動きで見えないことを自然に表現できるように、撮影中はあえて自分で視覚を閉ざすというか、全体的に視界がぼやけるように意識していたので、毎回頭のスイッチを切り替えるのが大変でしたね。他にも、演技をする中で「こうした方がリアルかな」と感じたことは監督や周りの共演者の方々に相談して、自分の中で少しずつ「浜中なつめ」という役柄を築き上げていきました。作品としてはR15指定ではありますが、内容の充実した、エンターテインメント性も濃いものに仕上がっていると思います!



Q:女優業に加え、ファッションアイコンとしても注目されている吉岡さん。洋服に興味を持ったのはいつ頃ですか?

A:幼稚園の頃にはすでにファッションに目覚めていました。特に母親が洋服好きで、クローゼットの中には「ヨウジヤマモト」とか「コムデギャルソン」とか、エッジの効いたデザイナーの洋服がたくさん並んでいたのを今でも覚えています。母はパンツスタイルが好きなアーティスト志向で、私にはモノトーンでシンプルな洋服をよく着せてくれていました。ファッションが好きになったのは、やっぱり母の影響だと思います。

Q:どんな洋服が好きですか?

A:古着は昔から好き。私が生まれ育った京都には素敵な古着のお店がたくさんあって、学生時代は良く通っていました。でも当時の私の周りでは、大阪でショッピングをするということがある意味ステータスで地元で済ませるのではなく、ちゃんと大阪まで“遠出”をして買い物をするということもオシャレ感覚のひとつだったんです。

Q:大阪ではどのあたりでショッピングしていましたか?阪急うめだ本店は?

A:阪急はちょっと特別なイメージでした。高価な商品が多いので、いつでも買える訳ではなかったけれど、素敵な洋服や靴がたくさん並んでいて、とにかくワクワクする場所。阪急を見て、そのあとミナミに向かってアメ村(アメリカ村)に繰り出すことが多かったですね。三角公園、懐かしいなぁ。でも、やっぱり大阪は派手なアイテムが多い気がします!(笑)。色使いも大胆で、ファッションにもパワーがみなぎっていると思います。



Q:この連載のテーマは“OISHII”なのですが、いま吉岡さんが“OISHII”と思うことを教えてください。

A: 私は無類の動物好き。家の近くに動物と直接触れ合えるお店があるのでよく行くのですが、大好きな動物に囲まれて、おまけに触れ合うことができるなんて、それこそ「オイシイ」ですよね。犬や猫も好きですが、最近は爬虫類も好きになりました。あの拙い足の動きや目の動きが愛嬌たっぷりで、かわいいんです。私が家にいる時間が少ないので、マイペースに生活してくれそうな爬虫類はぴったりかもと思ったのですが、餌用の虫を用意しなければいけない事実を考えると、難しいでしょうね…。

Q:世話や餌などの制限を一切考えず、単純に「飼いたい!」と思う動物を挙げろと言われたら…?

A:お猿さん!海外では、ペットというよりも本当の家族の一員みたいな感覚で一緒に過ごしている人が結構いるみたいで、そういう映像もたくさん動画サイトにアップされているから時々見て癒されています。一緒に遊んで楽しんで、つらい時には慰めてくれて、きっと人生の良きパートナーになってくれるでしょうね。

Q:今後、挑戦してみたいことは?

A: 今回の映画はシリアスに徹した演技で、自分にとってもチャレンジングな作品でした。とても新鮮で面白かったですね。今後はさらに自分のイメージを打ち破っていくような役柄に挑戦してみたいです。今回も体を動かすシーンはたくさんありましたが、もっと高度な身体表現を必要とするアクションにも是非トライしてみたい。厳しい訓練とか自主練とか、大変なことはたくさんあると思いますが、きっと新しい扉が開けると思って。こんな吉岡里帆は見たことがない!という新しい役をどんどん演じたいですね。

Q:最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

A: 阪急ガールズのみなさん!阪急うめだ本店は、ドキドキワクワクするような素敵な洋服や靴、バッグがたくさんあるキラキラした世界だと思います。そこで目一杯ショッピングを楽しんだ後は、ぜひ『見えない目撃者』を見て、ダークでシリアスな世界を楽しんでもらえれば嬉しいです!きっと、全く違う種類のスリリングなドキドキを楽しんでもらえると思います。

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