内田祐子 ふわはね絵本のお部屋
「クリスマスと年末年始お正月の絵本」
クリスマスの目に見えない不思議な力を感じます。
そんな今回もやはりクリスマスの絵本を一冊ご紹介したいと思います。
実は私が一番大好きなクリスマスのお話の絵本。
大日本図書より「おおきいツリー・ちいさいツリー」
もうすぐクリスマスです。
ウィロビーさんのお屋敷にも、トラックでツリーがとどきました。あおあおとした見たこともないような大きなツリーでした。
早速大広間に立てると、お屋敷の主ウィロビーさんは顔をしかめました。
先が天井につっかえて弓なりに曲がってしまったからでした。
さぁこの先っぽ。執事のバクスターが斧でばっさりちょん切りました。
そしてその先っぽは銀のおばんにのせて、こまづかいのアデレードに贈られました。
アデレードは早速お部屋に飾りましたが、やっぱり先がつっかえたのでアデレードはよく切れるはさみでちょきんと先の方をちょんぎりました・・・。
さぁその先っちょは次は庭師のチムが拾うことに・・・。
絵本にはよく登場する繰り返しのお話。
ウイロビーさんのツリーの先っぽが、小間使いのアデレードに。そのアデレードのツリーの先っぽが庭師のチムに。そのチムのツリーの先っぽがくまのバーナビーに・・・と。
最後の終わり方がまたいい。
ほっこりにっこりとしてしまうクリスマスのお話です。
少し文章量もページ数もあるお話なので2.3歳~幼稚園、小学校の読み聞かせでも低学年の子たちと楽しむことも多い絵本です。
さてもう一冊はこちら。
来年の干支、ご存知ですか?
そう、ひつじ年。
こどもたちはこの何どしというのが、どうやら好きなようで、小さいころから自分は何どし、おばあちゃんは何どし、ママは・・・なんて大きな声で言うものだから、思わず口を押さえたりしたものです(笑)
さぁ、ではどうしてこの十二支が選ばれたかなんてお話聞いたことがあるでしょうか。
そこには猫とねずみが仲の悪い理由も隠されています。
いろいろな出版社からこのタイトルで出ています。
今回ご紹介するのはひさかたチャイルドより「じゅうにしのおはなし」
たくさんの動物も出てきますし、昔話の分類に入るかもしれないこの絵本。
きっと小さなお子さんから楽しめると思いますよ。
失われつつある日本の伝統行事や季節の風習が、未だ一番色濃く残る年末年始お正月。
お餅つきの絵本や、年神様を迎える準備をする絵本。お正月の絵本にお節料理の絵本。そして十二支の絵本など、この時期に読みたい絵本はたくさんあります。
ぜひお子さんと絵本の力を借りながら、学び次の代へと受け継げるようしていきたいですね。
さて、コトコトステージでの年内最後の「ふわはねehon 絵本のある時間」は、12月26日金曜日。
冬休み特別企画
お兄ちゃんお姉ちゃん集まれと題した、読み聞かせをさせていただきます。
テーマは「年末年始・お正月の絵本」
詳細およびお申し込みは、西宮阪急ホームページ コトコトステージニュースご紹介ページより、ホームページ掲載後ご確認をお願いいたします。
みなさんのご参加をお待ちしております!
(日程及び内容は変更になる場合がございます。ご了承ください)
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<プロフィール>
内田 祐子 (うちだ ゆうこ)
ふわはねehon主宰
子育てアドバイザー・絵本講師・ベビーシッター
手
遊びやわらべ歌を取り入れたオリジナルの絵本読み聞かせプログラムで、暮らしの歳時記を表現。「はじめて絵本」のクラスでは、絵本の読み方や選び方・楽し
み方など、お子さんと絵本を楽しむコツを伝授!子育てアドバイザーの経験を生かし、各種子育てママのお悩み相談にも対応。吹田市在住 3年生と6年生姉妹の母。
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