南田理恵の子育てサロン☆こどものイヤイヤ期「自我の発達」

毎週水曜日に西宮阪急4階 子育てコミュニティールームで、
午前中はベビーマッサージクラス
午後は子育てに関する様々なことをテーマにお話している
「子育てサロン」をしています。
ママズケア代表 助産師の南田理恵です。
こどもの自我の発達と「イヤイヤ期」についてお話しいたします。
1歳半くらいからのこども
こどもの脳の平均的な重さは出生時の約3倍となり、1,000gを超えます。
こども達は、新しい場面や場所になると慎重になる傾向があります。特定のおもちゃやタオルなど「心のつえ」をもっていることも多いです。それを「こだわり」として取り上げるのではなく、自然に離せるようになるようにしてあげます。「自分でする」「自分で選んでする」ことを尊重して、選び取る力を育てましょう。
自分でやりたい気持ちは、家庭の愛情、友達や大人達たちの交流などで、豊かに育ちます。
2~3歳のこども
言語の発達
自分の名前を出して要求し、要求を表す言葉が増えてきます。
使える言葉が2歳頃には300語前後、
2歳半ばに500語、3歳には1,000語になります。
語彙数は1歳後半の10倍になると言われています。
社会性
モノを配分する時に、
自分に最多数、他者に最小数(1個ずつ)の量を配分する傾向が現れてきます。
また、自分が欲しいモノがあると他者に強く要求するなど、
自分と他者を明確に区別しはじめます。
こどもが自分ばかり、お菓子をたくさんとって、
友達には1個しか渡さないのをみると、
「自分のことしか考えていない」とつい、注意したくなりますが、
これは、こどもの発達過程でよくあることなのです。
身辺の自立
2歳半ばの頃には自分でやりたい気持ちを大切にして育ててあげます。こどもがやろうとしている姿を見守り、
次に一緒にやりながら衣服を着たりぬいだりする方法を教えてあげます。この時期には、大人がこどもに向かい合って、
衣服をぬいだり着たりするのを手伝うのではなく、こども自身が、大人と一緒に同じことを行うなかで自立していこうという心が育ちます。
何でも自分でしようとすることが多くなります。
「いや」「もっと」「じぶんで」などの言葉がでますが、
これは大人の働きかけに反発しているのではなく、順調に自我が育ってきたしるしです。
大人は、無理に従わせようとするのではなく、
選ぶことで満足でいるように、選ばせてあげ、こどもの選び取った行動を褒めてあげることです。こどもの「いや」に対して、何がなんでもさせようとしたり、
「いや」をそのまま受け入れて放っておくのではなく、落ち着くのを待って、
こどもに2つの選択肢をだして自主的に選ばしてあげ、
その思いを尊重します。
それにより、自主的に選択し決定できる自我へと成長するのです。
こどもを甘やかすのでもなく、
放っておくのでもなく、
しっかりと向き合いながら、親から自立しようとする心を育ててあげたいものです。
【ベビーマッサージクラス】 3月4日(水)・11日(水)各日午前10時30分~正午
【おやこサロン】 3月4日(水)午後1時30分~2時30分
「卒乳・断乳のお話会」
3月11日(水)午後1時30分~2時30分
「ワーキングママの育児と家事と仕事の両立のコツ」

<プロフィール>
南田 理恵(みなみだ りえ)
助産師・看護師
平成24年度 母子保健奨励賞 受賞
神戸市看護大学臨床教授
産後ケアサポート「ママズケア」代表
“ママと赤ちゃんのためのお手伝い”をキーワードに、産後ケアサポート「ママズケア」を設立。女性のライフスタイルを考え、従来の助産師の仕事から幅を広げた活動を展開。子育てママの身近な存在として悩み相談にも対応。各種セミナーや講演活動は国内外を問わず、幅広く活動中。

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