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卒乳・断乳のこつ (1)
【南田理恵の子育てサロン】

更新日: 2015/6/23

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こんにちは。ママと赤ちゃんのサポートをしている専門職グループ、ママズケアの助産師 南田です。宝塚と芦屋で「痛くないおっぱいマッサージと母乳育児相談」をほぼ毎日行っています。西宮阪急では、毎週水曜日午前中にベビーマッサージクラス、午後からはおやこサロンとして子育ての様々なことをテーマにお話会をしております。

先日は「おんぶでフラダンス」をおやこサロンで行い、
みなさんで、おんぶしながら身体を動かしました。
フラダンスの近藤先生ご自身も赤ちゃんがいらしたので、
心地よい、赤ちゃんに無理のない動きをおしえてくださいました。

おやこサロンでは、毎月第一水曜日は「卒乳・断乳のお話会」をしています。
卒乳・断乳については、病産院でも、産後の健診などでもあまり聞くことがないテーマですので、
時々この「にしのみやぐらしブログ」で、お話させていただこうと思っています。
今回は、卒乳・断乳のこつ (1)として、
「やめる時期」についてお話します。

現在日本では、1歳前くらいから、
「知恵のつくまえにやめた方がいい」
「1歳になったらやめなさい」
「ご飯をたべるようになったら母乳をやめなさい」
といったことを言われる方がいらっしゃいます。
こどもがおっぱいを欲しがっているし、ママもあげたいけれど、やめなくてはいけないと思い、悩んでいるという声を聞きます。

厚生労働省の離乳の指針
「離乳の完了とは栄養やエネルギーの大部分を固形物からとれるようになった状態」としており、お乳を飲んでいてはいけないといっていないのです。
1日1~2回しか飲まないで1年以上授乳が続いた子もいます。
少なくなったからといってやめなくてはいけないということではないのです。


卒乳と断乳のちがい(南田の分類)

「断乳」
=ママもこどもも母乳を続けたいのに何らかの理由で継続できなくなり、急にやめること。
自然卒乳」=こどもが自らのまなくなること。
「言い聞かせ卒乳」=2語文を話す、歩けるなど身辺が自立してきたことを目安に、やめる時期をママがきめて、こどもと協力してやめること。

「言い聞かせ卒乳」の時期

言い聞かせてやめる時期は、文化の影響を受けます。
世界では国によって、日本では地域によって違いがあるようです。
女の子の方が男の子よりも早く、男の子はこだわりが強い子が多く、長引く傾向があるように感じています。阪神間では、1歳半~2歳すぎくらいが多いです。
言葉でのコミュニケーションがとれるようになり、おっぱい以外の遊びや絵本などに関心を向けられるになってからがおすすめです。
また、授乳回数をできるだけ少なくしてからが、「おっぱいが張りすぎて痛い」などのトラブルが少ないです。
離乳食が3回食になったら、5回食に。
朝ご飯と昼ご飯、昼ご飯と夕食の間に補食として、食事の代わりとなるような炭水化物や芋類を食べさせます。
「おっぱいほしい」と言ってもすぐにはあげずに、遊びや食事に関心を向けてみます。
それでも、ぐずって難しいようでしたら、おっぱいをあげてもよいです。
あわてずに少しずつ、おっぱいをあげる回数を減らしていくようにしましょう。

フォローアップミルクや牛乳は、おっぱいの代わりに与える必要はありません。
栄養は食事からとるようにして、なるべく「乳汁栄養」はやめるようにします。

おっぱいをやめた後は、心と身体のタッチケア。
抱っこをいっぱいしてあげてくださいね。
スリングは大きなお子さまにも使えます。

おっぱいの手入れ

やめた後に、おっぱいが張ってくることが多くあります。
やめた日と次の日は授乳回数と同じ回数まで、搾乳したい気持ちがあれば、搾乳します。
3日目には、100%搾乳します。
3週間目には、少量のこった残乳をきれいに排乳します。

3日目と3週間目は、自分では難しいことがありますので、母乳のケアを専門にしている助産師のケアを受けるとよいでしょう。

「心の杖」

おっぱいをやめた後の心の杖として、タオルや小さなぬいぐるみなどをもつ子がいます。
やめる前に急に与えるのではなく、生まれたときから常に側にあるものがよいです。

ママの髪の毛や反対のおっぱいを触る習慣は、なるべくつけない方が卒乳したあと楽ですよ。

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<プロフィール>
南田 理恵 (みなみだ りえ)
助産師・看護師
平成24年度 母子保健奨励賞 受賞
神戸市看護大学臨床教授・ママズケア代表
“ママと赤ちゃんのためのお手伝い”をキーワードに、産後ケアサポート「ママズケア」を設立。痛くないおっぱいケアと母乳育児相談を宝塚、芦屋で行い、女性のライフサイクルを考え、従来の助産師の仕事から幅を広げた 活動を展開。子育てママの身近な存在として悩み相談にも対応。各種セミナーや講演活動は国内外を問わず、幅広く活動中。

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