にしのみやぐらしブログ

TOP > にしのみやぐらしブログ > 魅惑のブドウの皮と種 【伊藤由香-小さな食憶-】

魅惑のブドウの皮と種
【伊藤由香-小さな食憶-】

更新日: 2017/9/18

  •  
  •   mixiチェック
「どれにしようかな・・・♪」と悩むほどに「ブドウ」がずらり。
世界には10,000種以上のブドウがあるそうです。世界で一番生産量の多い果物はブドウですが、その7割はワイン用。原産地はコーカサス地方。そこから長きを旅して中国から日本へ伝わりました。山梨県勝沼地方が栽培の始まりと言われています。雨の多い日本で、昨今のようにうっとりとするような香りや味わいを生で楽しめるブドウに至るまでには、品種改良を積み重ねてこられた方々がおられてこそ口にできるブドウの数々。

シャインマスカットや瀬戸ジャイアンツ、サニードルチェやナガノパープルなどなど皮が薄く、皮ごと食べることのできる大粒の立派なブドウも並びます。食味は豊かで、パリッ!サクサク♪マスカットオブアレキサンドリアの、ふんわりと鼻から抜ける気品ある香りと甘さ。初めて目にし口にした時は、その食べごたえのある一粒に言葉なく頬張った、藤稔(ふじみのり)。

海外の品種には種がないものもありますが、多くの品種には種があります。
デラウェアをはじめ、種なしのブドウも多く見かけます。「種あり」と「種なし」はどうしてできるの?
元来はブドウが大きくなって粒同士が潰れないようにと用いられたのが始まりだったそうですが、花を食物ホルモンのジベレリンに浸すことで、種子が成長しなくなり、「種なし」ブドウができています。

甘さと奥深い風味というものは、「種あり」だからこそ味わうことができます。「種あり」の魅力です。巨峰のしたたる果汁や、ピオーネの濃厚な甘さにさわやかな後味は、やはりつい手に取る美味しさ。

皮と実に近く一番甘く「ぱくり」と丸ごと一粒口に入れるのが、一番簡単で全てを味わえる!!!と思っておりますが、デザートとして大量に使用し、剥かないといけないときは、トマトのように湯むきをするのもひとつの方法。軸についている反対のところに、包丁の先で小さな手がかりをつけて、湯にくぐらせ冷水に落とします。その手がかりから軸についていた方向へ剥くと、きれいに皮を剥くことができます。

さぁ、皮も捨てません。あと一役、皮から魅惑色したスープや、ゼリーができますよ。

スープ仕立てのぶどうたち

ピオーネ(または巨峰) 16粒程 その他お好みで
[A] 水(または白ワイン)150㏄ グラニュー糖 20g
レモン汁 少々
 ※クローブ、シナモン、スターアニスなどお好みで加えても。

【1】ブドウは湯むきをし、皮を小鍋に入れる。
【2】小鍋に[A]を加え、沸騰したら火をとめてレモン汁を加え、冷蔵庫で冷やす。
【3】器にブドウを盛り付けてスープを注ぐ。

さて、ブドウは秋の果物・・・とも言えなくなりそうです。晩成品種、10月下旬より収穫が始まる冬のブドウ!「紫苑(しえん)」も気になるところです。ブドウの楽しみは、秋だけでは終わりそうもありません♪


・・・
10月4日(水)キッチンステージにて、JA兵庫六国こだわり野菜の会生産者の皆さまと旬の野菜をご紹介予定です!

伊藤由香-小さな食憶- 関連記事はこちら

<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ
百貨店・食品メーカー講師、レシピ提案等で活躍中。
長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。

新しい記事へ

最新記事へ

過去の記事へ

  • ※表示価格は消費税を含んだ税込価格です。商品売り切れの節は、ご容赦くださいませ。
  • ※記事に掲載されたイベント情報や商品は、掲載中または掲載後に売り切れ・価格変更・終了する場合がございますのでご了承ください。