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風邪予防に食べたい野菜
【伊藤由香-小さな食憶-】

更新日: 2017/11/20

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日に日に寒さが増してきました。
台風の影響から耐え抜き、力強く育ちだした冬野菜。この寒さで、また一段と甘さを増していくことでしょう。


こんにちは。野菜ソムリエプロの伊藤由香です。

その日降っていた雨とは反して、入らせていただいたハウス内、静かな空気の中で柔らかい葉先を伸ばし、行儀よく並んでいた野菜がありました。フェンネルです。
「フェンネルが育つ過程が何とも好き!食べるより・・・」とおっしゃる言葉から、お人柄がうかがい知れる、JA兵庫六甲こだわり野菜の会 高寺さんの圃場です。

まだ手の平と指をいっぱいに広げた程の小さな姿でしたが、冬の終わりにはふっくら太り甘くて香り高い葉をたくさんつけ、高寺さんの愛情が注がれたフェンネルが、店頭に並ぶと思うと楽しみです。とても可愛いとおっしゃる成長過程を、私も見させていただきたくなりました。

「野菜の中で何が一番好きですか?」
あまりの不意な質問に、戸惑いながらも冬野菜ならと答えたのが「白ネギ」です。

白と緑の境目がはっきりとしているもの、と見分け方のひとつに言われていますが、白い部分(葉鞘部)を作るためには、成長過程に分けて4~6回土寄せを行いながら、土の中で長く白い部分が育てられています。緑の葉は地上に出ていたところ。時間をかけて育った白ネギは、やはり寒くなると糖質とペクチンが増えるので、甘味も風味も増します。

生食ではほんのり辛味と香りが立ち、薬味としてはかかせない存在感。ところが、ゆっくり加熱をすることにより、非常に甘くとろみある食味に変わります。調理によって味わいが幅広く変化することが玉ねぎもしかり、白ネギの魅力のひとつ。

そんな白ネギで、
シンプルな簡単春巻きを。

白ねぎ2本分を斜めに薄切り。葉付きのものであれば、葉と葉のトロンとした部分も全て使用します。ボウルに入れたいっぱいの白ネギの中に下処理し、1cmに切った海老を加え、塩ふたつまみ、片栗粉大さじ2を加え混ぜ合わせます。

春巻きの皮で巻きます。少し多いかな位の量を、手前にぐっと引き寄せて巻くことがポイント。
半分にカットした春巻きの皮で、細く巻くとおつまみとしても楽しめます。

170℃に熱した油で、ゆっくりと揚げていきます。
からし醤油を添えていただきます。

香りや辛味のもとの成分は、硫化アリル。加熱することでまろやかな甘さへと変化します。何よりトロンと甘くなった白ネギがいっぱい食べられるうえ、具材の下準備がいらないという手間いらずも嬉しい春巻き。

ネギは身体を温めたり発汗促進、解毒など期待されていて、風邪の引きはじめにはネギを食べると良いと聞いた方もおられるのではないでしょうか。ビタミンCが含まれるうえ、硫化アリルの一部アリシンは免疫力を高め、ウイルスから体を守ってくれると考えられています。硫化アリルは揮発性のため効果を期待するならば生、またはさっと加熱する程度で食するのがオススメ。

寒さの中で力強く育った野菜も食べて、風邪を引かない強い身体づくりも心掛けたいものですね。


12月5日(火)キッチンステージでは、JA兵庫六甲こだわり野菜の会の生産者の皆さまとのコラボ企画。里芋のご紹介です。こだわり野菜の会の里芋は、しっとりねっとりうま味がありますよ!

親子セミナーは12月14日(木)の予定です。ささやかなクリスマスメニューでお目にかかれますこと、楽しみにしております。

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<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ
百貨店・食品メーカー講師、レシピ提案等で活躍中。
長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。

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