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笑顔のいちご
【伊藤由香-小さな食憶-】

更新日: 2018/3/5

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桜の木の蕾も微かな膨らみを見せはじめ、3月もスタート。
今年初めてコートを脱いで歩いた日中のゆるやかな太陽の眩しさに、ようやく…、やっと!と春の近づきに心弾みました。

季節が一気に進んだかのようなハウス内、愛らしいいちごの花を見せてくれたのは、兵庫県立農林水産技術総合センター。

兵庫県生まれの「新品種」のいちごのお話を伺えるという、貴重な機会に参加させていただきました。兵庫県の育成品種には、日本第一号の品種、福羽(ふくば)以来の傑作と言われた、宝交早生(ほうこうわせ)があります。以来、12月からでも収穫できるようになり、一時全国で栽培されるようになりました。病気に強く、家庭菜園でも作りやすいと、父が家庭菜園を始めたばかりの初いちごの収穫は、宝交早生だったことを思い出します。

この度、平成29年に登録されたばかりのほや♪ほや♪のいちごは「2種」です。
さぁ!「あまクイーン」と「紅クイーン」にご対面。平成20年から育成がはじまり、平成29年の品種登録まで数万株の中から長い歳月経て誕生した2系統です。「あまクイーン」は糖度が高く、口当たりもとてもやさしく、甘美な甘さが口いっぱいに広がります。何よりもいちごの美しい色と美しい姿は、「私はいちごです」と言っているかのよう。
「紅クイーン」は、その大きさに驚きます。立派な貫禄さえも感じるその姿。ほのかな酸味も残しつつ、風味の良さは食べ終わり目を閉じても余韻に浸れます。

湿度、温度、光管理や多品種も育てながら今なお、細やかな研究をされ続けていることが伺い知れるハウス内でした。

鼻をくすぐるようないちごの香りの中で、見事ないちごの姿がとても綺麗だとの素直な感想に、そっといちごを手に取り「そう言ってもらうととても嬉しいです」と、いちごに笑顔を向けられた開発・育成の研究員、生みの親でいらっしゃる山本晃一さんの、お子さまを見つめるような愛情いっぱいの優しい眼差しが大変印象強く残ります。また会いたい!!そう思わせる、兵庫県生まれのいちごが口にできる機会が増える日がとても待ち遠しいです。

さぁ、そして店頭に並ぶ中でも、ひと際目に入るこの姿とパッケージ「ミガキイチゴ」。一粒だけれど、ちょっと高価。それでもこの一粒の宝石に、手をのばしたくなります。こちらは品種ではなく複数の品種の統一ブランドとしたもの。品種だけでなく産地、製法、技術をブランドとしたいちごだそうです。
一粒に込められた、素晴らしいいちごを作られる生産者の方々。そして生まれるまで月日をかけて研究し続けてこられた方とその情熱、愛情に触れさせてもらったからでしょうか。一粒口に入れただけで思わず笑顔になる幸せないちごは、いらぬことをしてはもったいない気持ちにさせられます。

甘酸っぱいいちごの香りに誘われる店内。どのいちごからも重なる愛情が伝わってくるようで、笑顔になれるものばかりでした。ホワイトデーにどうしようかと思われている方がおられましたら、笑顔になれる幸せイチゴはいかがでしょうか。



次回の親子セミナー
3月12日(月)は春野菜でお弁当がテーマです。三寒四温と寒さも残る3月ですが、元気な皆さまとお会いできますことを楽しみにいたしております。
4月のセミナーは、4月12日(木)、4月24日(火)を予定しております。

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<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ
百貨店・食品メーカー講師、レシピ提案等で活躍中。
長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。

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