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ほっとくだけ!!冬瓜と鶏むね肉のしっとり煮
【伊藤由香-小さな食憶-】

更新日: 2018/8/20

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青紅葉が広がる木々の下を歩けば聞こえるヒグラシの声。
暑さの中にも通り抜けた心地よい夕暮れの風は、処暑のごとく夏の終わりが一歩進んだように感じました。
一年もの歳月をかけて実った果実は歩み寄ってきてくれた秋。

今年最初のイチジク、お届け下さった梨を口にしながら「あぁ、夏も終わりだね」と私。「あと2週間も夏休みがあるのに?」と真っ最中の夏をまだまだ満喫中の娘。先走る季節感は年齢の違いでしょうか。

料理に使われる野菜果物から季節を教えてもらうことが多々ある中で、「夏」を感じる野菜のひとつ「冬瓜」。名前に「冬」とはありますが、旬は夏。貯蔵性が高く冬まで食べることができる瓜だから冬瓜の名がつけられたと聞きます。


丸ごとを冬まで置いておいてみようと試みたことがあります。しかしながら11月初旬で観察終了。冬まで待つことできず美味しく頂いてしまったという中途半場な結果のまま…
カットされたものは早めに調理してくださいね。

ずっしり重みがあり、熟すと皮の表面に白い粉をふきます。くせのない味わいと淡い翡翠色には清涼感があり食欲がない時にもやさしく喉を通ります。ウリ科の冬瓜は古くから親しまれてきた野菜。95%以上の水分とカリウムで身体をクールダウン。

炒めたり炊いたりと様々な調理ができますが、今回は下茹でをしておけば、冷蔵庫でほっとくだけの一品を。

下茹で
冬瓜は4~5㎝の大きさに切り、種とワタを除き、皮を剥きます。皮目に塩(あれば重曹少々)をこすりつけ5分程置き、沸騰した湯で竹串が通るまで15~20分茹でます。
※皮に近い部分は固さが残りやすい部分。翡翠色を活かしたいので塩と重曹をこすりつけある程度の時間下茹でをしていますが時間がない時は厚めに皮をむくと時短に。

ほっとくだけ!冬瓜と鶏むね肉のしっとり煮

【1】鶏むね肉は食べやすい大きさにそぎ切りにし下味にポン酢少々に浸し、水分をとって片栗粉をまぶす。
【2】味付けをした出汁に薄切りしょうがを入れて煮立て、鶏肉を入れ表面の色が変われば下ゆでした冬瓜を加え2分程煮て火を止める。
【3】粗熱がとれたら冷蔵庫へ入れて保存。

パサつきやすい鶏むね肉は短時間の火入れと余熱でしっとり。冷蔵庫で冷やしている間に冬瓜には味が入ります。鶏むね肉につけた片栗粉で出汁にはとろみがつき、冷たく喉ごしよい一品になります。出汁を中華スープに変え、干し海老を一緒に加えると違う味わいになります。

ほっと一息つける秋風も束の間。暑さの戻りもあるようです。栄養面でも嬉しい一品も取り入れながら、残りの夏を元気にお過ごしくださいませ。

<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ
百貨店・食品メーカー講師、レシピ提案等で活躍中。
長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。

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