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人日の節句より「せりと漬物」で無病息災を願って
【伊藤由香-小さな食憶-】

更新日: 2019/1/7

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新年明けましておめでとうございます。
晴れやかな一年の始まりだったこととお慶び申し上げます。
1月7日は七草粥の日。
本来は中国伝来の人日の節句の行事食。1月7日新年の占いで人を占い、邪気を祓うために7種類の野菜を入れた汁物を食べて、無病息災を願う風習が由来だそうです。
今年はタイミングが合わず参加させていただくことができませんでしたが、いつか自分の手で若草摘みをし、炊いた七草粥を頂きたいなと思っています。

春の七草それぞれに薬効が期待されていて、胃腸を整えたり、ビタミン、ミネラルが豊富な春の若葉で不足しがちな栄養を補います。

七草のひとつ、冬から早春にかけて旬をむかえる「せり」。冷たい沢の水辺で育つ常緑多年草。最近では水耕栽培でも店頭に並んでいるので手にとりやすい野菜なのではないでしょうか。

別名はシロネグサと言われます。カロテン、ビタミンC、鉄分、葉酸など優れた栄養を含む緑黄色野菜なので七草以外でも日常的に取り入れたい野菜です。特有の爽やかな香りはミリスチン、カンフェン、リモネンなどの精油成分。胃を丈夫にしたり、発汗、解熱などの効果が期待されています。

水耕栽培のものは優しい味わいなので、サラダやカルパチョの上に盛り付けたりと生で頂くこともできます。
また、旬の時期には根が美味しくなるので産地によって根つきで売られているものがありますが、根は捨てないこと!です。
是非、根も食べてみて下さいね。鍋に入れたり根だけのかき揚げも絶品です。


加熱しすぎない程度でさっと茹でて水気を切り、細かく切ったセリを炊き立てご飯に混ぜ込むセリご飯や、節分にせりをさっと加えて頂く鰯のつみれ汁は我が家のお気に入りです。

因みに三つ葉と似ていると言われますが、よく見るとセリは葉が5枚、三つ葉は3枚なのです。

さて、年末にかけて頂いたカブの一種、滋賀県の日野町を発祥とする伝統野菜「日野菜」です。
漬物にすると色・味ともに風雅なものだったために、後に時の天皇に献上され美味しさに喜び詠まれた和歌が贈られたそうで、以来、漬物を“さくら漬け”という名で親しまれるようになったそうです。

葉は塩もみ後さっと茹でて冷水にとり、水気を切ります。
根も塩もみ後しばらく置いて水分を切ってともに酢、砂糖、塩を混ぜ合わせた袋に入れ空気を抜いて、バットに置き、重石の代わりにバットを重ねその上に重めの鍋を置き、“さくら漬け”を漬けました。
漬物容器も重石もありませんが、手軽にできる漬物を楽しんでいます。

情けないことに新年早々風邪を引き寝込んでしまった私…。今年の厄落としをしたのだと前向きに、美しく染まったさくら漬けと、無病息災を願って七草粥を頂きたいと思います。

野菜・果物の楽しい出会いの場であれるよう、本年も励んで参ります。
何卒よろしくお願い申し上げます。

皆さまにとってより良い一年でありますように。

年始最初の親子セミナーのお知らせ
1月24日(木)はKAWAII FESTIVALの開催中と合わせて『一緒につくろういちごのプチパルフェ』です!元気な可愛い皆さまとお目にかかれますこと、心より楽しみにしております。

<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ
百貨店・食品メーカー講師、レシピ提案等で活躍中。
長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。

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