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いちじく
【伊藤由香-小さな食憶-】

更新日: 2019/9/16

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毎晩の夕食は常に自分の食べたいもの、作りたいものを作っていたので悩むことがありませんでした。ところが、残暑が長すぎるのか、まさかの夏バテなのか。いや、思考能力が低下してきたのでしょう。食べたいものが浮かばなくなりました。
そうなると… 作る気が起きない… 食べたいものはあるか家族に尋ねる… 何でも良いよの返答… 困るものですネ。冷蔵庫にあった「ぶどう」を一粒口に入れました。
甘さとほのかな酸味、もう一粒、後一粒…少しずつ元気回復です。ぶどうに多く含まれる「ブドウ糖」のお陰かしら(^^♪ 四季の移り変わりが恋しく、気温からも秋らしさを切望。野菜果物もきっと望んでいますよね。

ぶどうにいちじく、果物を体が欲しているようです。日本で多く栽培されているいちじくの品種は桝井ドーフィンです。
その中、今年最初に口にしたものは、白いちじくでした。しっかり感じた甘さに塩気の相性がとても良く、塩バターやブルーチーズを塗ったクルミバケットの上にのせたいちじくタルティーヌ。やはりおつまみに最高。

娘が通っていた校内にいちじくの木を発見したのは、ふんわり、ほのかに甘いいいちじくの香りが漂ってきたからでした。葉もとっても良い香りがします。

「果実がか月です」次々と実が熟すことから「一日果実ずつす」の「一熟」が転じて「いちじく」。
そのような面白い名前の由来も聞きます。店頭にも毎日並んでいます。いちじくの季節です♪

とろんとした完熟いちじくの食感がお好きな方もおられるのではないでしょうか。
いちじくは自分の重みでつぶれてしまうほどとてもデリケートな果物だけに、近郊の熟した朝採りいちじくが頂けることは大変嬉しいことです。

購入後のお決まりは、まずは一ついちじくを取り、手で半分に割り皮ごとパクリ♪日持ちはしないので早めに食べることが一番。

一年かけて育つ果物たち。
その季節しか出会えないので、存分に楽しみます。野菜や魚と一緒にいちじくやぶどうも天ぷらに。
皮付きで揚げるとぶどうは鮮やかな色が増します。
いちじくも皮付きでどうぞ。ペクチンなどの食物繊維が豊富なのでお腹にも嬉しく、油と一緒にとることで整腸作用も期待でき◎ですよ。

やわらかな果肉にアノ!プチプチとした食感が魅力。赤い部分にかけて小さな花が詰まっていてプチプチは果肉のない本来の果実で、花となる面白い果物です。

いちじくの白和えもこの時期お決まりメニュー。
ほどよく水切りした豆腐にごまペーストのコクとほんのり甘味をつけ、薄口しょうゆ少々で味をしめた衣。
いちじくの上品な甘さととろんとした上に柔らかく絡みプチプチ食感が活きてきます。
皮は剥いた方が優しい味になるように感じます。枝についている方から下方向へ剥くと良いですよ。
出会いのいちじく、色々お試し下さいませ。

来週は秋分の日
秋が深まる気配はまだ遠く感じますが、暗くなる時間は確実に早くなってきました。食卓だけでなく、そろそろ家の中も秋支度をして季節を呼ぼうかしら。

<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ
百貨店・食品メーカー講師、レシピ提案等で活躍中。
長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。

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