落花生の醍醐味とは
【伊藤由香-小さな食憶-】
収穫を待ってくれていたようですが、都合が合わず天気の良い日に収穫を決めたそう。
せっかくならば、掘りたてが良いだろうと父が届けてくれたのは「落花生」です。
カラカラと音がなるまで吊るして干して、乾燥後炒ればピーナッツとして頂けますが、やはり収穫したての生落花生が手に入れば茹でるが一番!!の塩茹で落花生で頂きたい!
落花生は別名 ナンキンマメとも言われます。
アーモンド(バラ科)やクルミ(クルミ科)カシューナッツ(ウルシ科)など木になる実や種子とは違いマメ科の植物です。
夏に小さな蝶々のような黄色の花を咲かせた後、土に中に子房の下の部分が伸びて土の中で豆が成長します。名前もその成長過程が由来。
抗酸化作用の期待も高くビタミンEや、たんぱく質や食物繊維も豊富。ピーナッツオイルなども原料としても使われるだけ脂質も多く含みますが、血中コレステロールを下げるなど期待されている飽和脂肪酸の脂質オレイン酸やリノール酸です。
私が採りたてを頂けるのは、この季節に数回しか機会がないため、教えてもらった茹で方や、圧力鍋で茹でる方法だったり茹で時間や塩分量をメモしておりますが、品種はもちろん、落花生によっても茹で時間、塩の入り方が多少違うようです。茹でたてのホクホクとした食感、落花生の風味とその甘さは一度食べだすと止めるタイミングが分からなくなるほどですWW。
塩(3.5%~4%)を加えた水に、良く洗った落花生を入れて火にかける。沸騰してから30分程茹でる。→食べてみる。固さ塩加減良ければざるに取る。固さ塩加減弱ければ火を止めてそのまま10分置いてざるに取る。
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ
百貨店・食品メーカー講師、レシピ提案等で活躍中。
長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。

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