にしのみやぐらしブログ

TOP > にしのみやぐらしブログ > エネルギー補給にゆりね 【伊藤由香-小さな食憶-】

エネルギー補給にゆりね
【伊藤由香-小さな食憶-】

更新日: 2020/1/20

  •  
  •   mixiチェック
先日、面白いポップを見つけました。
「いよかん」食べて「い~よかん♪」
受験シーズンですね。
受験生のおられるご家族はもちろんのこととお察ししながら
友人、身内の受験生のことを思うと、経験も蘇り落ち着かずドキドキとしています。

ほっこりとした食感と、甘さの中に感じる上品さある苦み。
その姿は「ゆりね」
茶碗蒸しから小さな真っ白な白い花びらのような鱗片が出てくると、とても嬉しくなります。

ユリ科でユリの球根(鱗茎)の部分を食用にできるのは苦みが少なく甘い品種。
多くはヤマユリ、オニユリ、コオニユリなのだそう。

植えてから収穫するまでの年月が何と3年。
花が咲いてしまうと栄養が取られ、その球根が大きくならないので、蕾を切り落としながら3年もの月日をかけて、この大きさにまで育てられるそうです。
10月頃から収穫がはじまり12月のお正月用に向けて多く出荷されるようですが、ゆりねの主成分でんぷんに注目すると、さつまいもやかぼちゃと同じように収穫後、貯蔵によってでんぷんが糖化。
収穫後1~2ケ月経った今頃のゆりねも、また甘味が増しています。

好きな映画にゆりねで丸く小さなコロッケを作っているシーンがあります。
椀に3枚程、料理屋でのゆり根まんじゅう、和菓子、お正月用… ゆりねに関して、そのようなイメージが強かっただけに、それは美味しかろうと贅沢な使い方に驚きました。
が、舞台は北海道。
ゆりねの生産量98%は北海道。
3年もユリを育てておく土地の広さがいるのかと理解もできます。
ところが、ほとんどは関西に流通、消費されていると知り、またもや驚いてしまいました。

中国では古来より滋養強壮の薬としても使われ、空咳や不眠、また精神を安定させてくれるといった期待がされているようです。
月日を凝縮した小さな鱗茎に詰まった栄養までも味わってみては。

お気に入りの食べ方は非常にシンプル。
根を切り落とし鱗片を一枚ずつはがす(茶色部分は削ぐ)。→3~4分蒸す→ローズソルトをパラリ→EXVオリーブオイルをかける。
以上です(^^♪ 

長年の月日の結晶。
「白星」白色の「ゆりね」。
エネルギー補給も忘れずに体調万全で、今までの月日の頑張りが発揮できる当日を迎えられますように。



<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ
百貨店・食品メーカー講師、レシピ提案等で活躍中。
長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。

伊藤由香-小さな食憶- 関連記事はこちら


新しい記事へ

最新記事へ

過去の記事へ

  • ※表示価格は消費税を含んだ税込価格です。商品売り切れの節は、ご容赦くださいませ。
  • ※記事に掲載されたイベント情報や商品は、掲載中または掲載後に売り切れ・価格変更・終了する場合がございますのでご了承ください。