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バターナッツバーニャカウダ
【伊藤由香-小さな食憶- 】

更新日: 2020/10/19

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久しぶりにお茶の世界に触れ茶心に刺激を受けて、しまい込んでいた小さなお釜を引っ張り出しました。
 
茶室では、夏、少しでも暑さから和らいで頂けるようにと、お湯を沸かすお釜(火)は客人より遠くに置きます。一方、冬は少しでも暖をとって頂けるように11月からは炉開きとなり、お釜(火)の位置が客人の近くに変わります。
日中は爽やかな秋空が広がり汗ばむ日もありますが、昼間の時間が短くなり肌寒く感じる10月、夏でも冬でもないひと月だけの置き方があります。それが「中置」。客人に少しだけお釜(火)を近づけ、亭主正面の位置に置かれます。合間の季節のとてもさりげない心配り…。私は一年を通してこの月がとても好きです。

バターナッツ・スクワッシュ
昨今ではすっかり馴染みのあるカボチャとなりました。ひょうたんのような形がユニークで、見かけたら購入しハロウィーンのデコレーションも兼ねて眺めています♪

海外から入ってきたカボチャですが、繊維質が少なく、さっぱり口当たり良い黒皮かぼちゃ等と同じ種類の「日本かぼちゃ」。ホッコリと甘味の強い西洋かぼちゃとは特徴が違うので、同じ感覚で調理すると美味しさが発揮されないかもしれません。しかし、また黒皮かぼちゃ等とも違い、鮮やかなオレンジ色の果肉は、加熱するとねっとり滑らかな触感へ、水分を飛ばすと風味ある甘さが増します。特にオススメはスープやプディング。舌触り、香りの良さ、鮮やかな色が大発揮されます!

ユニークの形そのままでバターナッツバーニャカウダー
半分に切ったバターナッツの種をスプーンでくり抜き、上部に切り込みを入れます(火通りが良くなり、加熱後食べやすくなります)。断面全体にバターを塗り(焼き色良く仕上がります)、くり抜いた個所に薄切りのにんにく2枚、みじん切りにしたアンチョビ1枚、生クリームを8分目まで入れ200℃のオーブンで40~50分程焼きます。生クリームが焦げてきたら下部だけアルミホイルで覆ってください。仕上げにお好みでナツメグを少々。

野菜果物、バケットを盛り付けてテーブルへ。グツグツの生クリームとその周りの果肉を混ぜ合わせれば滑らかバターナッツバーニャカウダーの完成!
各自のお皿にソース(ディップ)を取り分け、上部の果肉や野菜をつけて頂く方が、今の状況は好ましいでしょうか(^^♪
肌寒くても暖房を入れるには少し早いかな…の10月。オーブンの熱でじんわり室内が暖まり、広がる美味しい匂いのおまけ付きのオーブン料理。加えて、かぼちゃはビタミンACEの栄養素が揃って含まれるのでその働きプラス抗酸化作用が一層期待できる元気野菜!




「ただいま」の時間に合わせてオーブンをセット。美味しい香りに包まれた口福な秋の夜長をご家族でお過ごし頂けますように。

<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ
百貨店・食品メーカー講師、レシピ提案等で活躍中。
長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。

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