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柿を楽しむ☆
【伊藤 由香-小さな食憶-】

更新日: 2020/11/2

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先日、同じ木に様々な色をつけていて面白いなぁと、見上げていた花がありました。
朝、白色の花を咲かせ、時間と共に色が変化していく「酔芙蓉」だと教えて頂きました。
お酒を口にし、ほんのり酔いがまわり、頬をぽっと赤らめた様子と似ていることから名付けられたそうです。淡い白とピンクのグラデーションから、次第に華やかに紅色を増していました。

11月に入り、寒さが一歩進み山の色も染まり始めました。店頭もオレンジ一色。秋色の柿が種類を増やし並んでいます。

日本を代表する果実のひとつ。
栄養価の高いトマトのことわざがあるのと同様、柿も「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われており昔から柿の持つ栄養の働きが注目されていたようです。
干した柿は栄養と甘味が凝縮された非常に優れた保存食。葉のタンニンの防腐や殺菌作用を生かした柿の葉寿司や柿の葉茶、他、傘や着物、紙などの撥水や防虫、また止血、下痢止等様々な活用で愛されてきた果実。

柿は大きく渋柿、甘柿、不完全甘柿とあります。渋柿は産地で渋抜きされ、いずれも食べ頃が並んでいます。種あり、種なし。形や風味の違いは品種によってありますが、大きく好みが分かれるとすれば食感でしょうか。
カリッ♪サクッ♪と固めがお好みでしたら購入後はお早めに。僅かにゆるんだ果肉が好きな私は比較的渋柿である平種無などを購入することが多く3、4日置いてから頂きます。
この僅かなとろりとした柿を、マスカルポーネ、塩、こしょうと和えるのがここ最近のお気に入り。時にはクルミも加え、豆腐の和え衣とは一味違う、まったりとコクのある白和えをワインと合わせて楽しんでいます。

うっかりと熟し過ぎてしまった柿は冷凍保存すると美味しいシャーベットに早変わり。カット可能であれば皮を剥いてくし形に切ってから保存袋に入れ冷凍保存。食べる直前にレモン汁または白ワイン少々加えてミキサーにかけると爽やかソルベの完成です。
あまりに緩く熟してしまった!その時は丸ごと冷凍。少し解凍してからスプーンですくって召し上がれ。

昨今では豊富に含まれるβカロテンやビタミンC、またβクリプトキサンチンの抗酸化作用への期待が高まる柿。お家で飲むことも増える今、二日酔い予防はいかほどなものかは分かりませんが、豊富な栄養ある柿をサラダ、酢の物、和え物、デザートと幅広~く楽しみたいものです。

西宮阪急誕生12周年♪おめでとうございます。多くの方々とのお出会い、お優しい心に触れさせて頂いた思い出が蘇ります。
酔芙蓉の花言葉のひとつに「幸せの再来」があるそうです。これからも素敵な出会いの場となりますように。

<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ
百貨店・食品メーカー講師、レシピ提案等で活躍中。
長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。

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