始まりの春にあえてこの絵本を。にげてさがしてのススメ♪
【内田祐子 ふわはね絵本のお部屋】
桜の花もちらちらと咲き始め、木も花も人も新しい春への準備を始めているように感じます。
我が家の娘たちも今春高校へ大学へと新しいスタートを切ろうとしています。
そんな始まりの時にあえてご紹介したいこの絵本。
大人気の絵本作家ヨシタケシンスケさんの今年3月出たばかりの新刊です。
『にげてさがして』
それはこんなはじまり
「よのなかには、いろんなひとがいる。
あしのはやい ひともいれば、
えのじょうずな ひともいる。
じをよむのがにがてな ひともいれば
さんすうがにがてな ひともいる。
そして ひとがたくさんいれば、
そのなかに かならず
「そうぞうりょくをつかうのがにがてなひと」がいる。」(引用p2−6)
ヨシタケシンスケさんはいつも心を緩めてくれる。
大丈夫だよと優しく受け止めてくれる。
頑張らなくていいよと大きく包み込んでくれる。
この絵本もまさに。
こう言ったら相手がどう思うのか。
想像することができない「想像力を使うのが苦手な人」なんと素晴らしい表現であろうか。
そう。時にそんな人に出会うと、ひどいことを平気で言われ傷つき自分のことさえも判断ができなくなる。そんな時どうしたらいいのか。
この絵本には書いてある。
新しい一年の始まりに頑張ろう!の絵本もいいけれど、私はあえて、もし本当にしんどかったらにげていいんだよ。君の足は「やばいものから逃げるため」についているんだから。と伝えたい。
そしてその足は「素敵な何かに、素敵な誰かに出会うためについている。」
そんな逃げ道になれる母でいたい。
しんどい時にしんどいね。と受け止めてあげることで子供たちはもう少し頑張ることができるのかもしれない。
いつでも逃げ帰る場所があることの大切さ。
一年の始まりにまた絵本が大切な事を教えてくれた。
4月よりコトコトステージの開催が予定されています。また皆さんと絵本を真ん中にお会いできるのを楽しみにしております。
詳細及びお申し込みは西宮阪急ホームページより。開催2週間ほど前に詳細アップされます。
お会いできるのを楽しみにしております。
<プロフィール>
絵本のつなぎて
ふわはね(内田 祐子)
子育てアドバイザー・絵本講師・ベビーシッター
手遊びやわらべ歌を取り入れたオリジナルの絵本プログラムで、暮らしの歳時記を表現。「はじめて絵本」のクラスでは、絵本の読み方や選び方・楽しみ方など、お子さんと絵本を楽しむコツを伝授!子育てアドバイザーの経験を生かし、各種子育てママのお悩み相談にも対応。
絵本のある暮らしや絵本紹介のインスタグラムは人気でフォロワーが一万人を超える。
インスタグラム @fuwahane★内田祐子 ふわはね絵本のお部屋 関連記事はこちら
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