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冬瓜とお月見
【伊藤由香-小さな食憶-】

更新日: 2021/9/20

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急に風が秋へと進みました。
朝夕の心地よい風と聞こえてくる虫の音で、随分と気持ちも過ごしやすさも違うものです。
ここ最近、よく口にしている野菜「冬瓜」。
夏生まれなのでそろそろ名残りの季節ですが、冷暗所であれば冬近くまで長期保存ができることが名前の由来。
緑の皮を薄く剥くと、現れる美しい翡翠色の肌。
その色を残して調理した姿は、最も冬瓜らしいと私は思っています。
丁寧な仕事をするならば、翡翠色の皮目に隠し包丁を入れ、塩と重曹を合わせたものをすりこみ、下茹でを。
そのひと手間で翡翠色の皮目は色鮮やで口当たり良くなり、煮汁の味も入りやすくなります。

だけど、冬瓜自体は淡泊で他の食材に寄り添う存在も魅力のひとつ。
翡翠色を気にせず皮を剥いて使えば火通りも早くどのようなお料理にも手軽に使える万能野菜。

ラタトゥイユやスープの具には下茹でをせず、そのまま食べやすい大きさに切り調理します。
含まれるビタミンCは何とじゃがいも、さつまいも、またみかんよりも豊富で低カロリー。
ビタミンCは熱、水に弱いので汁ごと頂く調理は流れ出た栄養も頂けます。
暑さが残る日には水分、カリウムたっぷりの冬瓜で身体をクールダウン。
少し肌寒く感じられる日は、しょうがたっぷり、鶏肉入りのとろみをつけたスープはいかがでしょう。
じんわり身体に染み渡り優しく身体をリセットしてくれそう。

カットした断面は傷みやすいので2,3日で使い切れなければ、使いやすい大きさに切り保存袋に入れて冷凍保存を!凍ったまま煮込みなどに使えます。
最近はミニ冬瓜(1500g程度)も出回り使い切りやすくなりましたね。

夏の名残りと初秋を楽しむ♪

【冬瓜とスペアリブ豚バラのこっくり煮】
(材料)
豚バラ肉とスペアリブ 合わせて 800g
冬瓜    1/4個(冷凍した冬瓜でも〇) 
長ネギ   青い部分 適量

A紹興酒(または酒)+水 100ml+200ml
 しょうゆ 大さじ3
 みりん 大さじ1
 砂糖      大さじ2
 にんにく1片、しょうが薄切り4枚 八角1個

①豚バラ肉、スペアリブはフライパンで皮目に焼き色が付くまで焼く。圧力鍋に入れ、浸る程度の水(分量外)、ネギを入れ20分加圧し自然放置する。(鍋の場合は1時間下茹でをする)

②冬瓜は3㎝角に切り、種を取り皮剥いておく。

③豚肉を取り出し鍋を一度綺麗に洗う。豚肉、冬瓜、Aを加えて水分が半量になるまでコトコトと煮る。豚バラ肉を食べやすい大きさに切り、スペアリブと共に茹でた青菜を添える。

冬瓜を使って時短で一品!
1㎝厚さに切り蒸す。
温かい状態でしょうが醤油やスダチ醤油につけてさっぱりと頂くのもまた美味しい。

今年の中秋の名月9月21日は8年ぶりに満月と重なるようです。
たまたま並べた様子がお月さまみたいだね!の会話から、お月見の日に満月に見立てて時折登場させる「ざる」。
お供えの里芋やお団子、ススキに、里芋のお料理でなくとも、家庭で楽しむ行事にこうせねばならない決まりはないよ、とお話をお聞きしました。
何か一つ見立てるだけでも季節を感じられ楽しいものです♪
収穫、実りに、健康に感謝し、終息を祈って…


綺麗な満月が見られますように。

<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)

野菜ソムリエプロ
百貨店・食品メーカー講師、レシピ提案等で活躍中。
長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。

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