◎4階 えほんのへや
売場ニュース
『さくらふわりくるり』
作:鬼頭 祈
小峰書店
すこしずつ桜の蕾が膨らんできました。一雨ごとに春が近づいてきています。
そんな今日ご紹介するのはこちら。
『さくらふわりくるり』鬼頭祈 小峰書店
2025年2月にでたばかりの新刊です。
それはこんな始まり
はるです
さくらが さいています
ひらりくるり さくらが ちって
ふわりくるり おどりはじめます
(p1-3本文引用)
この絵本の主人公は桜の花びら。
ちょうちょと一緒に、はちと一緒に、つばめと一緒にふわりくるりと踊りやがて舞い降ります。
この絵本を読んでいると、幼い頃の娘たちが散る花びらを追いかけて、懸命に腕を伸ばしていた姿が思い浮かびます。
桜は子ども達の成長を見せてくれます。
赤ちゃんだった頃、抱っこされて見上げた桜。
その翌年には桜の木の下で手を繋がれ、そして走り回り・・・。
入園、入学と節目には必ず桜の木と写真を撮ってきました。
今年長女は大学を卒業。家をでます。
子ども園の先生になる娘はきっとこれから子どもたちと一緒に、桜の木の下での思い出を刻んでいくんだと思います。
ふわりくるりと踊った桜の花びらたちは土へとかえり、そしてまた・・・。
終わりはまた始まり。
桜と一緒に時を刻んでほしい一冊です。
<プロフィール>
絵本のつなぎて ふわはね(内田祐子)
絵本を描く人作る人読む人読んでもらう人を繋ぎたいと関西を中心に活動を続ける。絵本で作る扉や広がる世界を楽しもうと絵本の紹介や絵本がある暮らし、親子の時間が楽しくなる発信をと綴るインスタグラムは子育て中のお母さんや幼児教育に携わる先生方に支持される。
インスタグラム @fuwahane ←こちらをクリック
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