一段と冷え込みが厳しくなる季節になりました。
帰宅後、喉を通る温かい飲み物や食べ物は、冷えた身体にじんわりと染み渡りほっとするものです。
昨年の秋、長く続いた残暑の影響いちごの収穫スタートの心配があったとお聞きしました。
それでも今、店頭には近郊ならではの完熟・摘みたてのいちごから、奈良のつや輝きあるブランド品種の古都華、一度は味わってみたい関東方面の人気品種にと目にも麗しいいちごがずらり。
多品種が並ぶ売り場は、何があるのか見る時間も楽しく、思わず足を止めてしまいます。
いちごは古くからヨーロッパでは親しまれてきた果実。古くは野生種の実だけでなく葉や茎、根までも長寿の薬として珍重されていたそうです。
栄養面でも優秀で、いちごはビタミンCが豊富に含まれています。
粒の大きさにもよりますが5~6粒食べれば一日に必要なビタミンCが摂れる計算に!
赤いいちごはポリェノールの一種のアントシアニンやエグラ酸が含まれ、抗酸化作用が期待されています。
一方、白いちごはアントシアニンがほとんど含まれないため色づきません。
見た目は違いますが抗酸化が期待される成分レスベラトロールが含まれています。
近年いちごは産地のブランド化が進み、国内で登録されている品種は300種以上とも言われています。
その土地でしか出会えない品種もあり、旬の時期は旅先でのいちご探しも楽しみのひとつです♪
1月のいちごは粒が大きく、ひと口頬張るだけで、ブーケのような香りと甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。
先日、近郊の遠藤さんのいちごを口にさせて頂きました。
にわとりのとさかの様な形から「鶏冠果(けいかんか)」と呼ばれるもの。
花芽の時に花芽同士がくっついて育ち大きくなったもので、栄養が良いとできやすいそうです。
先端の甘味豊かな美味しい部分が食べても食べても続き、思わず笑みがこぼれる、食べ応えのある一粒でした。
さて、寒さが増すこの季節。
果物もいつもとは違う「温かい温度」で味わうと、また違った表情を見せてくれます。
柑橘類も多く並び始めた今、お家にある果物で手軽に作れるフルーツグラタンをご紹介します。
みかんの断面も愛らしく、食べ終わる頃には心も体もぽかぽかです。
■フルーツグラタン
(材料)
卵 1個
サワークリーム 60g
生クリーム 60g
てんさい糖 30~40g
バニラオイル あれば 適宜
(バニラのさや)
季節の果物
みかん、きんかん、バナナ、いちご、りんご(600w電子レンジ3分加熱したもの)など
(作り方)
①果物を適当な大きさに切り、耐熱皿に並べる。
②ボウルにサワークリーム、生クリーム、てんさい糖を順に混ぜ、卵を加えて泡立てないよう混ぜ合わせる。
③②耐熱皿に注ぎ、180℃に予熱したオーブンで約20分焼く。
仕上げに柚子やレモンの皮を削ると、香りが引き立ちます♪是非熱々のうちにお召し上がりください。
ご自宅にある季節の果物で、組み合わせを変えながらお試しくださいませ。
暦の上では春まであと半月ほど。日々の体調管理を大切にしながら、これまでの努力が芽吹き、桜咲く明るい季節が迎えられますように。
<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ
百貨店・野菜ソムリエ協会講師、レシピ提案等で活躍中。
長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。
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