期間 | 6月29日(水)~8月16日(火) |
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作家名 | シム・ウヒョン(SIM WooHyeon) |
作品名 | (上)『四面うみ』 (下)『ニューかめりあ』 |
素材技法 | デジタルピグメントプリント・アクリル板 |
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サイズ | 300mm×200mm×200mm |
制作年 | 2022年 |
●アーティストメッセージ
1965年から日本と韓国は国交が正常化し、現在に至るまで誰でもお互いの国を自由に渡ることできた。その間、時空間を超越して存在する複雑な日韓の歴史は美しい風景だけではなかった。数多くの出来事の中、3年前から全世界を襲った新型コロナは隣国に渡る事すら許してくれなかった。日韓に纏わる象徴的な関係も波のしぶきのような刹那かもしれない。
2019年8月玄界灘
2022年1月長崎県対馬市
2019年8月韓国釜山市
2016年11月玄界灘
●アーティストメッセージ
「ニューかめりあ」は日本の博多港と韓国の釜山を結ぶ貨客船で、直線距離約200kmを毎日1往復運航している。運賃は航空機と比べ安いが、運行時間がかかる。様々な理由で日韓を渡る人々、急ぐことなくみんなが混じり合う場。中には涙する話もあったり、初めて海外を経験したりする人もいる。今は新型コロナで乗船する事はできなくなったが、この船に乗る度、船の中では複雑な日韓の関係はどうでもよいような気がしてくる。
2019年8月福岡市
2019年8月韓国釜山市
2019年8月韓国釜山市
2022年1月長崎県対馬市
シム・ウヒョン(SIM WooHyeon)/ 写真家
1972年 韓国蔚山生まれ、福岡在住
2008年 九州産業大学 大学院 芸術研究科 修士卒業
2011年 九州産業大学 大学院 芸術研究科 博士満期退学
『共存』 Gallery写真庭 (1999/韓国・ソウル)を初め、『媒海』 SR Gallery (2022年/福岡)など7回の個展、30回のグループ展を開催。2010年10月から福岡と釜山のアーティスト交流プログラム『WATAGATA福岡釜山アートネットワーク』のメンバーとして活動。2014年から現在まで九州産業大学造形短期大学部准教授。