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次回のフランスフェア開催まで、
あと3ヶ月をきりました。
年末の時期は、フェアの担当者にとって、
来る開催に向けた準備で気忙しくなり始める時期です。
長いようで短い、あっという間の3ヶ月。
こちらの連載もいよいよ中盤です。
フランスフェア担当者に聞く、
これまでのフェア開催までの舞台裏。
今回は、体力を使う一面をご紹介します。
※文中の内容は、今回のフランスフェアと関係ありません。
【前回までのエピソード】
第1回 女神
第2回 ブログ
第3回 お皿を洗う
第4回 パリの夜
第5回 電話の相手
◆登場人物
シライさん 2012年開催分からフランスフェアを担当。
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第6回 しゃもじ
フランスフェアの企画担当は、
現地からお店を招致するために、
年に複数回、フランスへ出張をしています。
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フランスに出張されると毎回、
少しふっくらして帰国されてましたよね。
食べ物を招致されるために、
出張中はずっと食べているんでしょうか?
シライ
そう。特に、テーマの地域の中で
メインになるレストランは、
何店舗も食べ回って。
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特に印象的な食べ物ってありますか?
シライ
うーん。(絞るのは難しいけど敢えて言うなら)
2017年に特集したバスク料理は、
すごく日本人の口に合ったと思う。
あと、2015年のアルザス特集で取り上げた
シュークルトも、個人的には好みかな。
でも一皿で結構な量があるし、
食べ応えがしっかりしてて、
何件も食べ比べるのは大変やったかな・・・
それはカスレも。
すごい美味しいけど豆が入っているから、
もう、何件も食べるとお腹が張って。
あ、やっぱりリヨンは美食の街だけに、
良かったよね。
えびのグラタンは美味しいけど、
優しい味やから、
何店舗分も食べ続けるのきつかったかな。
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なんか想像できます
シライ
基本的に量が多いからね。
いわゆる郷土料理は。
シライ
あ、もう一つ。リヨンといえば。
この年にフランスフェアの会場で、
リヨンの観光協会がPRブースを出したんやけど、
先方から、あるものをノベルティで
配りたいと要望があって。
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何を配りたいと仰ったんですか?
シライ
しゃもじ。あの、料理に使う。
美食の街ということで。
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ああ、木ベラですか?
シライ
そう、木べら。
QRコードが印刷されていて、
読み込むと街の紹介ウェブページに
飛ぶという、木べら形のノベルティ。
観光協会から、何本くらい用意したら良いかと確認が来て。
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はい
シライ
フランスフェアは大勢のお客様が
来てくださるので、1万本でどうかと提案をして。
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へえ
シライ
本当に1万本用意してくれたんやけど、
木ベラが1万本分って、
入ってる箱の数だけでも相当の量なんよね。
ストック場をかなり占めるし。
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1万本も配れたんですか?
シライ
そう。でも、これ、何が大変かって。
毎朝その日配る分をストック場から運ぶ必要があって。
もう、ほんとに大変やった。重いし。
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企画担当って、体力勝負でもあるんですね。
つづく
※文中の内容は、フランスフェア2021とは関わりがありません。
【次回は、1/5(火)午後5時更新予定です。】
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フランスフェア2021
会場:阪急うめだ本店 9階催場・祝祭広場
会期:2021年3月17日(水)~22日(月)
※最終日は午後6時終了
オンラインストアは日程と内容ともに調整中です。
■これまでのプレイバック フランスフェア
第1回 女神
第2回 ブログ
第3回 お皿を洗う
第4回 パリの夜
第5回 電話の相手