2026.7.29
英国でみつけた!スコティッシュタータンの故郷
マートンミルズのタータンは、 すべて英国で織られ、英国で仕上げられています。糸の保管から整経、撚糸、織り、修繕、最終仕上げまで、 工程のすべてを国内で一貫して行う、 今では珍しい生産体制を守り続けています。
スコットランドのタータンは、「柄」より先に 織り機 がある、と言われてきました。それは、ただ布を織るための道具ではなく、 色の順番や糸の本数、受け継がれてきた約束ごとを 正確に繰り返し、残すためのもの。タータンの織り機は、 布をつくる機械であると同時に、 記憶を保存する装置 でもあります。
エディンバラの大型ヴィンテージショップで見かけた、 タータンの服をまとったディスプレイ用の人形。そこではタータンは「特別な衣装」ではなく、 文化や日常の延長として、自然に存在しています。店内には、 まるで博物館に収蔵されていてもおかしくないような 希少なタータンアイテムも数多く並び、 古着屋でありながら、 タータン文化のアーカイブを覗くような感覚を覚えました。
買い付けの合間に立ち寄った、シーズンオフの浜辺。観光客のいない海は驚くほど静かで、波の音だけがゆっくりと流れていました。
海のそばの小さな町。ほどよく田舎で、肩の力が抜ける場所です。喫茶店に入ると、気取らない料理とちゃんと美味しい味。田舎に行くほどごはんが美味しい— これは、英国でよく言われることです。タータンが生まれ、 日常として使われ続けてきた土地には、 こうした風景と時間が今も静かに残っています。
学生街のすぐそばにありながら、店内には時間の層がしっかりと積み重なっています。ふと目に入ったのは、大きなトランク。「これ、売れたらどうするのかな…」と思わず心配になりました。それでも店内は、 可愛らしく、無理のないディスプレー。 古着を「並べる」のではなく、積み重ねた 「空気ごと見せる」という姿勢が伝わってきます。
ロンドンのマーケットといえば、 やはり カムデン。 古着や雑貨はもちろん、近年では驚くほど高額なヴィンテージまで揃う場所です。電車が走り、「CAMDEN LOCK」と書かれたこの鉄橋は、 かなり前から変わらず、街の入口として立ち続けています。 流行や人の層が変わっても、 風景として残り続けるものがある。 カムデンらしさを象徴する、好きな場所のひとつです。
伝統を大切する心と職人の技で、素晴らしいタータンが出来上がるのですね。英国の誇りを感じます。英国フェアにも出店されると嬉しいですね。
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